旧広島市民球場跡地「ひろしまゲートパーク」メディア公開  31日オープン 広島の新しい顔へ

広島の人にとって大切な場所ともいえる旧市民球場跡地…。そこで整備が進められていたイベント広場は、今週31日にオープンします。27日、一足早い報道公開ということで、取材に行ってきました。

小林康秀キャスター
「旧市民球場跡地にやってきました。きょうは、ここが報道公開されるということで、いよいよ中に入れるようです。では、入れていただきます」

広島市中区の旧広島市民球場跡地。およそ1年の工事期間を経て、イベント広場や商業施設のある公園に生まれ変わりました。名付けて「HIROSHIMA GATE PARK 」(ひろしまゲートパーク)。広島の新しい顔になるように、という意味が込められています。

メディア向けの内覧会には、県内だけでなく、お隣り岡山からも総勢およそ60人の報道陣が集まり、注目の高さがうかがえます。

小林康秀 キャスター
「こちらが、中央イベント広場(HIROSHIMA GATE PARK PLAZA)になっていまして、市民のみなさんの催しであるとか、大型イベントが開催できるような広々としたスペースですね」

「目の前、あれを見てください。なんだかわかりますか? ホームベース(記念碑)です。つまり、旧市民球場のホームベースはここだったよということなんですね」

大型イベントやマルシェなどが開催できる広場は、すでに年内の週末は予約が埋まっているそうです。

小林康秀 キャスター
「こちらが、日本シリーズとかセントラル・リーグの優勝の記念碑『勝鯉の森』ですね。カープのまさに “聖地” なわけですけども、そのすぐ目の前に、これ、覚えていますか、みなさん? カープの旧市民球場の外野ライトスタンドのベンチが、ここに移設されているんです」

これまで見えにくかった優勝の記念碑を見ながらベンチでくつろぐ…。「勝鯉の森」は、カープファンにとってはたまらない憩いの場所です。

小林康秀 キャスター
「原爆ドーム、原爆慰霊碑をまっすぐに結んだ線を北に進めていくと、こうした “軸線” が続きますが、これが『ピースプロムナード』という場所です」

「そして、その向こう、見えますかね? クレーンが見えるかと思います。サッカースタジアム、新しく造られていますが、そこにこの道がつながっていくというわけです」

公園内には、「SHIMINT HIROSHIMA」(シミントひろしま)と名付けられた商業施設もあります。

カフェやレストランなどの飲食店のほか、アウトドアやファッション・バッグなどの店舗あわせて16店が入っています。夏ごろまでには20店に増えるそうです。

整備した民間の共同事業体では、「ひろしまゲートパーク」のオープンで、紙屋町など周辺エリアとの回遊性も高まり、さらなる人の流れが期待できると話しています。

© 株式会社中国放送