竜星涼、小泉孝太郎、吉野北人が「スタンドUPスタート」クランクアップ

フジテレビ系連続ドラマ「スタンドUPスタート」(水曜午後10:00)は、3月29日放送で最終回。このほど、竜星涼、小泉孝太郎、吉野北人がクランクアップを迎えた。

「スタンドUPスタート」の原作は、「ドロ刑」で知られる福田秀氏が描く、現在も「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の大人気コミック。過去の栄光にすがる中年や前科者、就業経験のない主婦、就職活動に挫折した大学生など、さまざまな事情を抱えた“訳あり人材”へ投資する主人公・三星大陽(竜星涼)の姿を描くビジネスストーリーだ。

投資会社「サンシャインファンド」の社長である大陽を演じきった竜星は、本作でもおなじみのセットでのシーンを終え、スタッフから「三星大陽役、竜星涼さんオールアップです!」というかけ声とともに、現場からは大きな拍手が沸き起こった。スタッフが花束と一緒に原作者・福田氏からのプレゼントである“大陽の書き下ろしイラスト”を渡すと、竜星は「うれしい! (イラストを見ながら)僕と似てますか?(笑)」とジョーク交じりにツッコミを入れると、周囲は笑いに包まれた。約4カ月にわたる撮影を終えた竜星は、「終わっちゃいましたね。本当に皆さん、お疲れさまでした」と寂しげな様子を見せた。

そして、「僕は高校生の時に俳優デビューして、その時のドラマがフジテレビ(2010年放送『素直になれなくて』)でした。そこから12年ぶりに、こうしてフジテレビのドラマで主演として戻って来られて、すごく感慨深い気持ちでいっぱいです」と率直な心境を明かした。

また、今までの撮影を振り返り、「いろいろとハードな撮影もあり大変でしたが、最後まで撮影できたのは、この作品に集まってくださった俳優さんやスタッフの皆さんのおかげです。僕は皆さんがいたから、“座長”として走り切れたな、と思っています。すごく感謝しております。そして、撮影が進むにつれ、大陽の言葉に僕自身、心を動かされました。より人と人のつながりの大切さを感じることができました。また、皆さんとご一緒できることを楽しみにしております。本当にありがとうございました」と熱い思いを伝えていた。

さらに、大手企業「三ツ星重工」の社長で大陽の兄・三星大海役の小泉と、若くして起業で成功を収めたゲーム会社の社長・小野田虎魂役の吉野も、同日に撮影を終えた。

小泉は「(主演の)竜星くんがすごく魅力的な大陽を演じられていて…僕はそんな竜星くんの兄を演じられて楽しかったです」と竜星との初共演に触れ、「この作品は、とても前向きな気持ちにさせてくれるドラマでした。どの世代の方が見ても前向きになれる作品だと思います。僕の中でもすごく記憶に残る作品となりました。本当にありがとうございました」と締めくくった。

吉野も「本当にお疲れさまでした。自分はこの虎という役を演じて、最初は不安だったんですが、共演者・スタッフの皆さんに助けられながら、ここまでやりきることができました。もっとお芝居ができるように成長して、頑張りますので、また皆さんとご一緒できたらうれしいです。今後ともよろしくお願いします。本当にありがとうございました!」と先を見据えた。

最終回では、大陽が三星義知(反町隆史)の思惑で「三ツ星重工」の社長の座を追われた大海に、「スタートアップしよう!」と持ちかけるところから始まる。

虎魂や林田利光(小手伸也)、羽賀佳乃(山下美月)、立山隼人(水沢林太郎)、武藤浩(塚地武雅)、音野奈緒(安達祐実)、山口浩二(高橋克実)、加賀谷剛(鈴木浩介)の面々など、これまで大陽が出会ってきた最高の仲間という名の“資産の力”を結集させて、義知が率いる「三ツ星重工」が取り組む国交省の公募に申し込んで勝とうというのだ。しかし、大海は「寄せ集めのチームで『三ツ星』に勝てるわけがないだろう」と大陽に告げて去ってしまう。果たして、大陽率いるベンチャー企業VS義知率いる大企業「三ツ星重工」との闘いの結末は? そして、人間投資家・大陽は“最高の資産”を武器にスタートアップで再起することができるのか。

なお、過去にゲスト出演した野村周平、岡本玲、白石聖、大西礼芳らも再登場する。

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