「身近な人への思いを見つめる時間が増えたのかな」静岡県の「あいのうた短歌コンテスト」授賞式 「サラダ記念日」の俵万智さんが審査員

静岡県の短歌コンテストの授賞式が3月27日開かれ、「サラダ記念日」でお馴染みの俵万智さんが審査員を務めました。

静岡市で開かれた「第9回あいのうた短歌コンテスト」の授賞式。ジュニアの部では、静岡県立科学技術高校3年の川名和輝さんが最優秀賞を受賞しました。

選ばれた短歌は「初デート君の片手に林檎飴浴衣姿が花火の様だ」です。川名さんは、「実体験ではないが憧れを歌にした」と話しました。

審査員を務めたのは「サラダ記念日」でお馴染みの歌人・俵万智さんです。

(審査員 俵万智さん)

「新型コロナに関する歌は少し減ったかなという感じがしましたけれども、一層『あいのうた』が充実したものになったのは、3年の間、身近な人への思いを皆さんが日常の中で見つめる時間が増えたからこそなのかなと感じました」

受賞者が選考基準を尋ねると俵さんは「言葉の技術よりも伝えたいという思いの強さで審査をした」と答えました。

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