今最も経済的に豊かなコンペティションといえばイングランド・プレミアリーグ。世界のスターがここでのプレーを夢見ている。
『Planet Football』から、「2022-23シーズンのプレミアリーグで最も給与が高額な10名の選手」をご紹介する。
10位:カリドゥ・クリバリ
クラブ:チェルシー
契約期間:2026年夏まで
2022-23シーズンの年俸:2950万ポンド(およそ47.38億円)
今季開幕前に行われたチェルシーの大補強により、ナポリからやってきたセネガル代表DF。30代ながらもかなりの額の移籍金が支払われたことで大きな話題になったが、給与についてもプレミアリーグ屈指のものになっている。
ただ年齢もあってかまだイングランドのサッカーに馴染めているとは言い難い状況でもあり、評論家からは批判を受けている。契約期間は4年間だ。
8位:カゼミロ
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
契約期間:2026年夏まで
2022-23シーズンの年俸:3000万ポンド(およそ48.18億円)
今季の開幕前に突如レアル・マドリーからの退団、そしてマンチェスター・ユナイテッドへの加入が決定したブラジル代表MFカゼミロ。チャンピオンズリーグを5回制覇した守備職人は3000万ポンドの年俸を稼いでいる。
そしてなかなか難しい状況が続いていたマンチェスター・ユナイテッドで素晴らしい活躍を見せており、その投資の価値があったことを証明した。
8位:ジャック・グリリッシュ
クラブ:マンチェスター・シティ
契約期間:2027夏まで
2022-23シーズンの年俸:3000万ポンド(およそ48.18億円)
2021年夏にアストン・ヴィラから1億ポンド以上の移籍金でマンチェスター・シティに加入してきたジャック・グリリッシュ。まだ新天地で力を100%発揮したとは言い難いものの、それでもワールドカップのメンバーに選ばれるには十分なプレーを見せている。
昨季は少し評価を落としてしまったとはいえ、グアルディオラ監督からも依然として信頼されており、レアル・マドリー戦で途中出場したときも非常にいいパフォーマンスを見せていた。
7位:ラヒーム・スターリング
クラブ:チェルシー
契約期間:2027年夏
2022-23シーズンの年俸:3250万ポンド(およそ52.2億円)
カリドゥ・クリバリと同じく、昨年夏のチェルシーによる大補強でライバルのマンチェスター・シティから獲得された。攻撃陣がやや不安という状況の中で、得点力の増加に貢献してくれるものと期待されたが…。
ただグレアム・ポッター監督の下ではウイングバックでの先発出場を求められたりもする状況があり、チェルシーでは今のところ輝きを見せたとは言い難い部分も。
6位:ラファエル・ヴァラン
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
契約期間:2025年夏
2022-23シーズンの年俸:3400万ポンド(およそ54.61億円)
カゼミロに先んじること1年、レアル・マドリーを退団したヴァランはマンチェスター・ユナイテッドへとやってきた。そのクオリティに疑いの余地はなかったものの、昨季はチームの不調に引きずられてしまった。
このところはようやくチーム全体のパフォーマンスが上がってきており、ヴァランもそれと同じくいいプレーを見せるようになった。29歳で代表引退したこともあり、今後さらにクラブで力を発揮するはず。
4位:モハメド・サラー
クラブ:リヴァプール
契約期間:2025年夏
2022-23シーズンの年俸:3500万ポンド(およそ56.21億円)
契約更新の交渉がうまく進まなかったものの、最終的には2025年夏までの延長に合意したサラー。これによってリヴァプールの歴史上最も多くの給与をもらう選手となった。
そのような難しい状況でも安定してゴールを量産していたことは称賛すべきことであり、今季チームが苦戦しているなかでも結果を残している。
4位:ジェイドン・サンチョ
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
契約期間:2026年夏まで(延長オプションあり)
2022-23シーズンの年俸:3500万ポンド(およそ56.21億円)
マンチェスター・シティの下部組織で育ち、ドイツにわたってボルシア・ドルトムントで大ブレイク。そして1億ポンドを超える移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへと加入した。
ただマンチェスター・ユナイテッドではそれほど活躍できておらず、ワールドカップのメンバー入りもできず。逆にアレハンドロ・ガルナチョの台頭を許している。
2位:ダビド・デ・ヘア
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
契約期間:2023年夏まで(延長オプションあり)
2022-23シーズンの年俸:3750万ポンド(およそ60.23億円)
長年マンチェスター・ユナイテッドの守護神としてプレーしているダビド・デ・ヘア。いつも「現代サッカーに合わない」と言われながらも、結局やってくる多くのライバルGKをすべて切り捨ててきた。
その状況もあって彼がクラブと結んでいる契約は非常に大きなものとなっており、かつてのポール・ポグバやクリスティアーノ・ロナウドと比較できるような額である。
2位:アーリング・ハーランド
クラブ:マンチェスター・シティ
契約期間:2027年夏まで
2022-23シーズンの年俸:3750万ポンド(およそ60.23億円)
少し怪我は目立つものの、もはやこの額が安いと感じられるほどのゴールを叩き込んでいるハーランド。今季ボルシア・ドルトムントからマンチェスター・シティに加入し、いきなりプレミアリーグを席巻している。すでに契約更新の話が進んでいるとか…。
プレミアリーグでは26試合で28ゴール5アシスト、チャンピオンズリーグでは6試合10ゴール、各種カップ戦でも5試合4ゴール。実に69分に1ゴールを決めている。
1位:ケヴィン・デ・ブライネ
クラブ:マンチェスター・シティ
契約期間:2025年夏まで
2022-23シーズンの年俸:4000万ポンド(およそ64.24億円)
プレミアリーグで最も大きな額の契約を結んでいると言われるのがケヴィン・デ・ブライネだ。すでにマンチェスター・シティで7年を過ごしているが、そのパフォーマンスは常に一級品であった。クオリティのみならず安定感も抜群である。
2021年4月に更新された条件によってプレミアリーグ最高額を手にしたデ・ブライネであるが、近日新契約を結ぶと言われるハーランドに追い抜かれる可能性があるとか。