ロバート・ダウニー・Jr、リメイク版『めまい』に出演へ ヒッチコック監督の歴史的名作

俳優ロバート・ダウニー・Jr(57)が、リメイク版『めまい』に出演する見込みとなった。パラマウント・ピクチャーズは、アルフレッド・ヒッチコック監督による同名作心理スリラーをリメイクする権利を獲得。『アイアンマン』などで知られるロバートが妻スーザン・ダウニーと自身の製作会社チーム・ダウニーを通して製作を手掛けることから、出演する可能性がささやかれている。

先日には「スター・ウォーズ」シリーズのタイトル未定新作映画の脚本を担当することが明らかになっていた『ピーキー・ブラインダーズ』のスティーヴン・ナイトが脚本を担う。

2020年作『ドクター・ドリトル』以降目立った俳優活動をしていなかったロバートだが、今夏には久々の出演作品となるクリストファー・ノーラン監督の新作『オッペンハイマー』が全米公開予定だ。

1958年に公開された『めまい』では、ジェームズ・スチュワートが高いところに立つとめまいに襲われる高所恐怖症のため引退した刑事ジョン・“スコティ”・ファーガソンを演じていた。知人の妻マデリンの尾行を依頼されたスコティが、塔から飛び降り自殺をしたマデリンを救うことが出来ずに自責の念に駆られている中、事態は奇妙な展開を迎えることになる。

公開当時、『めまい』は賛否両論だったものの、1989年には「文化的、歴史的、もしくは美学的に重要」な作品としてアメリカ国立フィルム登録簿での保存に向けて米国議会図書館から選ばれた最初の映画25本の中に入っていた。

これまでに数本のヒッチコック作品がリメイクされてきたが、ハリウッドにおける『めまい』のリメイク版製作は今回が初めてとなる。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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