シダレザクラが1000本以上！天空の花園【奈良の桜2023｜高見の郷｜東吉野村】

高見山の近く、標高650ｍの丘に、シダレザクラが1000本余り。ほかに類を見ない絶景が見られる東吉野村の「天空の庭高見の郷」。

今ではその素晴らしい景色を一目見ようと県内外から多くの人が訪れる桜の名所ですが、施設のオープンは2004年のこと。

林業を営む島崎さん親子は、徐々に地肌を見せる山に危機感を覚え、先祖代々の緑を守るべく、1000本ものシダレザクラの植樹に踏み切ったのだそう。ソメイヨシノの樹齢が100年ほどなのに対し、シダレザクラは手入れしだいで何百年も花を咲かせ続けるといいます。山の未来を想う島崎さんたちの心のこもった植樹です。

年々、大きく見事に花を咲かせるシダレザクラ。これが絶え間ない手入れによるものだと思うと、自然と「ありがとうございます」という気持ちが湧いてきます。

標高が高いため、見頃は市街地よりも遅く、例年4月中旬頃。

園内は入口から頂上まで上り坂が600m続く、つづら折りの遊歩道。足腰が心配な人には、園内送迎車の運行もあるのでご安心を。

たどり着いた先、「千年の丘」から見下ろす一目千本のしだれ桜は、まさに「天空の庭」の名にふさわしい絶景。晴れた日には、春の光に桜のピンクが映え、感動ものの美しさ。レンギョウの黄色や雪柳の白も素敵なアクセントになっています。

ところどころにイスがあるので、ゆっくり座って桜を楽しめるのもうれしいポイント。

軽食レストランやお土産屋さんもあるので、1日、春の日を満喫してください。
見頃の土日は混雑が予想されるので、平日の来園がおすすめですよ！

▷例年の見頃
4月中旬～下旬

▷鑑賞時間
2023年4月1日から4月下旬まで開園予定。
9：00～17：00（受付16：30まで）

▷料金
大人1,000円、小人500円、小学生未満無料

▷桜の本数
約1,000本

▷桜の種類
シダレザクラ

▷売店（屋台）
あり

※持ち込みはなるべくご遠慮ください。
※ごみはお持ち帰りください。