お城山に春が来た―。西日本有数の桜の名所、津山市山下の鶴山公園(国史跡・津山城跡)のソメイヨシノが満開を迎え、重厚な石垣と桜が織りなす美しさが観光客を魅了している。
園内では4月9日まで「津山さくらまつり」(市観光協会などでつくる実行委主催)が開催中。ご当地グルメの出店やステージ、花火の打ち上げなどがあるほか、午後6時からは約180基のぼんぼりが点灯。石垣もライトアップされる。
今年は新型コロナウイルス対策の緩和で食べ歩きや宴会が可能になり、大勢の観光客が桜に囲まれながら飲食を満喫。家族3人で訪れた倉敷市、会社員女性(49)は「本丸から見下ろす景色は雲海のよう。出店もたくさんあるので、桜の下で堪能したい」と話していた。
桜の見頃は4月上旬までの見込み。開園は午前7時半~午後10時。入園料は高校生以上310円、中学生以下無料。問い合わせは実行委(0868―22―3310)。