麻布大学、獣医療VR教材の第2弾「VETS VR~牛の分娩介助~」を産学連携で開発

麻布大学獣医学部獣医学科の高木哲教授の研究グループと、あまた株式会社、株式会社EDUWARD Pressは、2023年2月に発表した獣医療トレーニング用VRソフトウェア「VETS VR~犬の気管挿管~」に続き、「VETS VR~牛の分娩介助~」を共同開発した。

獣医療VR教材「VETS VR」は、獣医療に関する学術知識を有する「麻布大学」と最新のVR技術をもつ「あまた」、教材開発のノウハウをもつ「EDUWARD Press」が共同で開発した、獣医療トレーニング用VRソフトウェア。高い操作性とリアルな質感により、初めてVRを操作する人でも理解しやすく、ストレスを最小限に抑えプレイすることができる。また、高画質バーチャル空間内での高い臨場感をもって学習者の「手技」「手順」への理解をサポートし、実習対象となる動物の代替をVRが担うことでアニマルウェルフェア※を実現する。

今回新たに開発した「VETS VR~牛の分娩介助~」は、実際の現場と同じように「失位の推論」や「失位の整復」から「出産」までのプロセスを学習できるソフトとなっている。複数パターンの失位を、外陰部から出ている足先の向きをもとに推論し、可視化された状態で失位パターンに合わせた胎位の整復をガイドに沿って行う。また、母牛と胎児の骨盤が引っ掛かり母体から娩出できない状態である「ヒップロック」の解除も体験できる。本ソフトウェアは、2023年4月1日より麻布大学の授業で導入する予定。本来は見ることができない子宮内における胎児の様子を忠実に再現し、VR教材ならではの体験と学びを可能にする。

※アニマルウェルフェア(Animal Welfare・家畜福祉)とは、感受性を持つ生き物としての家畜に寄り添い、誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り減らし、健康的な暮らしができる飼育方法をめざす畜産のあり方。

参考:【麻布大学】VR技術で子宮内を可視化した「牛の分娩介助」の学習が可能に~麻布大学・あまた・EDUWARD Pressが獣医療VR教材 第2弾となる「VETS VR~牛の分娩介助~」を共同開発

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