日本時間３月28日、エンゼルスのフィル・ネビン監督は不眠症と頭痛に悩まされているジャレッド・ウォルシュ、股関節の違和感を抱えているマックス・スタッシの主力２人が故障者リスト入りする見込みであることを明らかにした。一方、開幕ロースターの当落線上にいたジェイク・ラムとアンドリュー・ワンツは開幕ロースター入りが決定。これにより、開幕ロースター26人のうち、最後の最後まで競争が続いている先発６番手（タッカー・デービッドソンとグリフィン・キャニングの争い）を除く25人が確定した。
先発６番手争いを続けている２投手のオープン戦の成績は以下の通り。
デービッドソン
６先発 １勝１敗 防御率5.19 17回1/3 奪三振20 WHIP1.21
キャニング
４先発 １勝１敗 防御率1.32 13回2/3 奪三振13 WHIP1.02
成績だけを見ればキャニングが上回っているものの、デービッドソンはマイナー・オプションが切れているため、デービッドソンをマイナーに降格させる際には他球団に奪われるリスクがある。そのため、リリーフ経験もあるデービッドソンを優先して開幕ロースターに入れるとの予想が多い。
また、マイナー契約から開幕ロースター入りを勝ち取ったラムは、オープン戦で16試合に出場して打率.324、２本塁打、９打点、OPS1.014の好成績をマーク。ダイヤモンドバックス時代の2017年に30本塁打、105打点を記録した実績もあり、故障者リスト入りするウォルシュの代役として「対右投手用の一塁手」を担うことになりそうだ。
エンゼルスの開幕ロースターは以下のようなメンバーになると思われる。
捕手（２人）
ローガン・オホッピー、マット・サイス
内野手（６人）
ブランドン・ドルーリー、ルイス・レンヒーフォ、ジオ・ウルシェラ、アンソニー・レンドン、デービッド・フレッチャー、ジェイク・ラム
外野手（４人）
マイク・トラウト、テイラー・ウォード、ハンター・レンフロー、ブレット・フィリップス
二刀流選手（１人）
大谷翔平
先発投手（５人）
タイラー・アンダーソン、パトリック・サンドバル、リード・デトマーズ、ホセ・スアレス、【デービッドソンとキャニングのどちらか】
救援投手（８人）
カルロス・エステベス、ジミー・ハーゲット、ハイメ・バリア、アーロン・ループ、ライアン・テペラ、アンドリュー・ワンツ、ホセ・キハダ、マット・ムーア
