小中学生 保護者と投票所に行こう 玉野市選管 抽選で100人に文具

玉野市役所

 玉野市選管は、4月9日投票の岡山県議選玉野市選挙区と、同23日投票の同市議選で、保護者とともに投票所に足を運んだ市内の小中学生を対象に、抽選で100人に文具をプレゼントするキャンペーンを初めて実施する。

 同市選管によると、近年、市内で行われた選挙では70代前半の投票率が最も高く、20~40代が平均よりも低い傾向。幼い頃に保護者と投票所に行った経験がある人は、ない人に比べて投票に行く割合が高いというデータがあるという。

 このため保護者世代へ投票を働きかけ、子どもの主権者教育にもつなげようと県外の事例を参考に企画した。対象は2023年度の小中学生。保護者と一緒に投票所に行き、専用の箱に学校で配布した応募券を入れる。期日前投票でも応募可。

 18歳選挙権が導入された16年の公選法改正で、幼児らに限定されていた投票所への子どもの同伴は、18歳未満まで拡大された。同市選管は「投票に向けて家庭で話をするなど、幅広い世代が選挙や政治に関心を持つきっかけになれば」としている。

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