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2023年3月28日に公開された動画のテーマは……統一地方選挙激戦区解説！奈良県知事選挙
ゲストにライターの平河エリ氏をお招きし、4月9日投開票の奈良県知事選挙について語っていただきました。
なぜ保守分裂に？維新の強力候補とは？
【このトピックのポイント】
・奈良県知事選挙は現職と新人5名の計6名が立候補
・自民党は現職の荒井氏と高市氏の元側近・平木氏を擁立し保守分裂の様相に
・前々回の奈良県知事選挙では荒木氏に約6万票の差に迫った山下氏が保守分裂で有利に
4月9日投開票 奈良県知事選挙立候補者
奈良県知事選挙は、現職と新人合わせて6名が立候補しています。
・荒井 正吾氏
・平木 省氏
・山下 真氏
・尾口 五三氏
・西口 伸子氏
・羽多野 貴至氏
MC千葉佳織「なんといっても構図に注目かな、というところですよね」
平河氏「そうですね。結構ぐちゃぐちゃした感じになってますよね」
現職の荒井氏は5選を目指すベテラン候補です。平木氏は自民党県連が推薦していますが立憲民主党の県連も支持しており平河氏は「構図としては不思議な感じ」とコメント。
日本維新の会は大阪以外で初の公認候補の知事の誕生を目指し、山下氏を擁立しました。
奈良新聞の情勢調査ではこの3名が競っており山下氏がやや先行、そこに平木氏と荒井氏が続いています。
自民党としては荒井氏、あるいはその後継となる候補で戦いたかったのかもしれませんが、高市氏が自身の元秘書官である平木氏の擁立を主導。自民党内での調整がうまくいかず保守分裂の様相となりました。このまま一本化できなければ共倒れになりかねません。
もし、山下氏が当選すれば維新の近畿圏での地盤はより強固になることは確実です。
高市氏としては平木氏の応援に入りたいところですが、放送法の問題で紛糾しているため「高市さんがでてきてもマイナスの要素が出てきてしまうのでは」と平河氏。
立憲も平木氏を支持しているものの国政の構図のせいか全面的にバックアップする状況にいたっておらず、平木氏は難しい戦いを強いられているようです。
奈良県知事選挙 各候補者の第一声
ここからは各候補者の第一声をご紹介します。
荒井氏は「リニア新駅誘致」に言及。4期の実績をアピールしつつ奈良の発展にかける思いを訴えました。
平木氏は「県を大きく成長させる」と経済発展について語りました。
今後の選挙戦では元総務官僚という経歴を生かして、国とのパイプや自民党との連携を協調することも考えられます。多選批判の潮流に乗って48歳という若さも「何らかの形でアピールするのでは」と平河氏は予想しました。
山下氏は「徹底した行財政改革」を訴え、維新のカラーを感じさせる第一声となりました。
山下氏は2015年の奈良県知事選挙に無所属で立候補しており、その際は約28万票集めた荒井氏に約22万票まで迫っています。今回、山下氏は維新の公認候補。しかも自民党では保守分裂が起きているため、現職強しと言えど荒井氏は厳しい戦いになりそうです。
共産党推薦の尾口氏は第一声で「暮らしの中の平和発信」を訴えました。
平河氏「共産党さんは地方選挙でもしっかり国政の問題を訴えていくところがあるので、この辺はやっぱりカラーの1つだと思います」
無所属の新人で元英語教師の西口氏は教育問題に言及。街頭演説の移動にはタクシーや電車を乗り継ぐなど庶民派の一面も垣間見せました。
羽多野氏は「一番に少子高齢化対策」と訴えました。無所属で新人の会社員とのことで、平河氏は「色々な方が選挙に出られることは非常に重要」「色々な争点でしっかり候補者の方が議論されることが重要だと思う」とコメントしました。
最後に奈良県知事選の注目ポイントについて、平河氏は県外から見ると国政の観点から選挙戦を見てしまう傾向がある点に言及。奈良県知事選で言えば高市氏の問題や維新の党勢拡大といったテーマです。
平河氏は「県知事はあくまで県政」「住んでみないと分からないポイントはいくつかあると思うので、奈良県に限らずそういうところに注目しながら見ていただければ」と締めくくりました。
動画本編はこちら！
統一地方選挙がいよいよ告示！注目の激戦区・奈良県知事選挙の見どころを解説！
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