カースタントに爆破シーン「ほかにない!」「派手で楽しい!」モニターツアーに手応え “観光裾野”の起爆剤に=静岡・裾野市

富士山の周辺では、さまざまな映画やドラマのアクションシーンの撮影が行われているのをご存じでしょうか?静岡県裾野市は『ロケの聖地』であることを広くPRしようと、スタント体験をできるモニターツアーを開きました。

迫力満点のカースタントアクション。3月26日、裾野市が初めて開いた「すそのロケフェスタ」のひとコマです。国内のスタントマンの草分け的なプロダクション『タカハシレーシング』のオープンスタジオが公開されるとあって、市内外から約30人の応募がありました。

<裾野市 村田悠市長>

「ロケの聖地として、多くのバラエティ番組やドラマの撮影を(裾野市)葛山の地で行われてきた。実は爆破体験やロケは、栃木県や福岡県に今までとられていた。これから『爆破ツーリズム』をやっていきたい」

「ロケツーリズム」を推進する裾野市では、観光客が映画やドラマに登場した風景を楽しみ、この地域のファンになってもらえように地元の観光資源の発掘を進めています。

タカハシレーシングは裾野市に2012年、広大なオープンスタジオを構え、ドラマ作品やバラエティ番組などの撮影に携わってきました。モニターツアーでは、参加者が防具とシートベルトをしてカーアクション体験をします。

<参加者>

「結構緊張しています」

「非常に楽しみにしてます」

<カースタントシーンを体験した女性参加者>

Qどうでしたか?

「死ぬかと思いました。怖かった」

Q想像していたよりも?「

激しかったです(笑)」

Q笑ってしまうだけ?

「ハハハ」

取材記者も体験することに…

<金原一隆記者>

「自分を撮るのを忘れるくらいでした」

<東海バス(伊東市)石井啓貸切営業課長>

Qいかがでした?

「ほかにないコンテンツである程度年齢の上の方には非常に興味のあると企画と思いますのでこれから取り入れたいと思います」

「4、3、2、1」爆発音!

今回は赤い炎が立ち上がるナパーム爆破を背景にした記念撮影も行われました。

<参加者>

「ものすごい迫力ですし、後ろの(炎の)熱さが最高でした」「とにかく派手なのが分かってすごく楽しかったです」

Q爆破モノをドラマや映画で見たことは?

「あるんですけど、どうやっているかは分からないし、体験もしてみたかったので本当に良かった。大喜びです」

<裾野市 村田悠市長>

「(これだけのスタジオを兼ねたしっかりとしたグランドがある)東京100キロ圏内という立地条件を生かして、爆破もできて、ロケもできてということを裾野市として全面的にまちの資源を生かしていきたい」

爆破シーンを撮影できるロケ地は国内でも限られます。その優位性を、すでにあるほかの観光資源といかにつなげて魅力を打ち出していくか裾野市の手腕が問われます。

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