ジョン・デーリーの驚くべきセットアップを徹底調査

ジョン・デーリー(提供GolfWRX)

ジョン・デーリーの新しいクラブは、その持ち主同様に奇抜である。

ドライバー(提供GolfWRX)

GolfWRX.comは、カリフォルニア州にあるミッションヒルズCCで開催されたPGAツアーチャンピオンズの「ザ・ギャラリクラシック」にて、デーリーの個性的な最新セットアップを徹底調査した。

ちなみに同大会は、これまで長きにわたりLPGAのメジャー初戦が開催されていたコースを舞台にした、PGAツアーチャンピオンズの第1回大会である。

アイアン(提供GolfWRX)

我々は、昨年の「全米プロゴルフ選手権」においても、デーリーのワイルドなセットアップについて、その詳細をレポートした。メジャー2勝のデーリーは、そのクラブが元々何であったのかほとんど判別不能となるほど大量の鉛テープの貼られたアイアンを使用していた。

デーリーは、標準的なグリップに比べて30グラムほど重い(それはゴルフ用具の世界においては、かなりの重量となる)大型のスーパーストローク Sテックコードグリップの重量を相殺するため、クラブのヘッドに鉛テープを追加していたのである。

ウェッジ(提供GolfWRX)

今年に入り、大きな用具変更をしているが、引き続き大型グリップを使用しているため、彼の新しいクラブにもまた、びっしりと鉛テープが貼られており、必要とされる仕様を満たすため、相変わらずセットアップ全体が比類ない構成となっている。

デーリーは現在、ハイブリッドをこれまでの2本から3本に増やし、アイアンは4本(6~9番)しかバッグに入れていない。また、彼はドライバーと3番ウッドを一新したほか、アイアンのモデルを変更し、ウェッジのセットアップを再構成したことに加え、新しいカスタムパターに変更した。

パター(提供GolfWRX)

<使用ギア一覧>
ドライバー:ピン G430 LST(9度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD UB(硬さ6X)
フェアウェイウッド:ピン G430 MAX(3番15度)
ユーティリティ:ピン G430 ハイブリッド(17度、22度、26度)
アイアン:ピン ブループリント フォージド(6~9番)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM9(46-10Fを44度に調整、50度を49度に調整、54度、60度を59度に調整)
パター:オデッセイ トゥーロン オースティン(フェースはカスタムミルド)
グリップ:スーパーストローク ツアー2.0
ボール:タイトリスト プロ V1x

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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