宅配ピザの(株)シカゴピザ[大阪]が破産申請

シカゴピザの店舗(TSR撮影)

 (株)シカゴピザ(大阪府茨木市)は3月20日、大阪地裁に破産を申請し同日、保全管理命令を受けた。
 申請代理人は片岡牧弁護士ほか3名(堂島法律事務所、大阪市中央区北浜2-3-9、電話06-6201-4457)。
 保全管理人には宮本圭子弁護士(弁護士法人第一法律事務所、同市北区中之島2-2-7、電話06-7669-8933)が選任された。
 負債総額は債権者約200名に対して約15億円。

 1986年10月、東京都渋谷区でピザデリバリーショップの1号店をオープンし事業を開始。宅配ピザチェーン「シカゴピザ」を主力に、2011年より新業態として和食宅配「どんぶり名人」も手掛けていた。また、その後も「麺や逸杯」「天かつ庵」「匠屋」など複数のブランドで宅配飲食事業を打ち出し、積極的な展開を図っていた。
 しかし、2018年頃から同業他社との競争が激化し、業績は下降の一途をたどっていた。さらに、近時は人件費負担も重く、2022年3月期は赤字を計上するなど採算性も悪化。業況改善の兆しもないことから、今回の措置となった。

 ※(株)シカゴピザ(TSR企業コード:015155412、法人番号:8120901035554、茨木市大住町2-5、設立2015(平成27)年6月、資本金5000万円)

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