「日本の美は、北陸にあり。」“日本一”の四季や食、温泉…2024秋冬の大型観光キャンペーン「北陸DC」で発信

北陸DCのキャッチフレーズとともに意気込みを示す実行委の関係者=3月28日、富山県高岡市の勝興寺

 北陸新幹線の福井県内開業から半年後の2024年10~12月に北陸3県で展開される大型観光キャンペーン「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」のキャッチフレーズが3月28日、「Japanese Beauty Hokuriku(ジャパニーズ ビューティー ホクリク)~日本の美は、北陸にあり。」に決まった。

 富山県高岡市で同日開かれた北陸DC実行委員会の第2回会合で決定した。「全国宣伝販売促進会議」を今年11月8~10日に福井市の県産業会館を中心に開催することも正式決定。全国の旅行会社などから800~千人の参加を見込み、商談会や現地視察などで北陸の観光素材をPRする。

 DCはJRグループ6社と地元自治体、観光事業者などがエリアを指定し実施。北陸3県での共同開催は北陸新幹線金沢開業半年後の15年10~12月以来2度目で、キャッチフレーズは前回を踏襲した。「日本で四季が最もはっきりした地域。秋から冬は『食』が旬を迎え、美しくなれる温泉、美しい伝統・文化が相まって魅力を増す」などの趣旨に沿った観光商品づくりや情報発信を進める。

⇒小泉孝太郎さんもほれ込んだ、福井の魅力とは

 北陸DCの実行委は3県や各県の観光連盟、北陸経済連合会、JR西日本金沢支社で構成。本堂などが国宝に指定されている高岡市の勝興寺で開かれた会合には福井県の西川聡交流文化部長ら委員9人を含め約30人が出席した。JR西日本の漆原健理事・金沢支社長は「開業効果を最大にするため、一体となって素材発掘や周遊ルート整備などを進めたい」とあいさつした。本番1年前の今年10~12月にプレキャンペーンとして、大都市圏でのPRイベントやガイドブック制作などに取り組むことを確認した。

© 株式会社福井新聞社