三原市の産業廃棄物処分場建設差し止め求めた抗告審 建設と操業認める判断 広島高裁 

三原市の産業廃棄物の埋め立て処分場をめぐり、住民らが建設などの仮の差し止めを求めた審理で、広島高裁は建設と操業を認める決定を出しました。

三原市の住民ら約500人は、産業廃棄物処分場に持ち込まれる廃棄物で井戸水などが汚染される可能性があるとして、建設の差し止めを求め仮処分を申請。

おととし3月広島地裁は建設の差し止めを命じる仮処分を決定しましたが、その後業者が起こした異議審では仮処分を取り消し、建設と操業を認める決定をしました。

これを不服として住民らが起こした抗告審で、広島高裁は「処分場から漏出した有害物質が付近の井戸まで到達する恐れがあるとは認められない」として

建設と操業を認める決定をしました。

原告側はこの決定を精査し今後の動きを考えたいとしています。

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