JO1大平祥生&金城碧海「まだ紅白歌手とは言えない」 初舞台で“認めていただけた”実感 止まらぬ進化

11人組ボーイズグループ「JO1」が、7TH シングル「TROPICAL NIGHT」を4月5日に発売する。メンバーの金城碧海(22)が「成熟したJO1を堪能できる」と自信をのぞかせる作品。昨年大みそかには紅白歌合戦に初出演したが、大平祥生(22)は「まだ紅白歌手とは言えない」とさらなる高みを見据える。進化が止まらないJO1を一層“大人”へと成熟させた紅白の舞台裏や手応えを2人に聞いた。

◇ ◇

7TH シングル『TROPICAL NIGHT』では“大人”へと成熟した一面を見せるJO1・大平祥生(左)と金城碧海(撮影・北村雅宏)

―7TH シングル『TROPICAL NIGHT』は、JO1の新たな一面を感じさせる作品

大平:全ての楽曲の色が異なっていて、成長したJO1を届けられる。大人になっている感じがします。
金城:リード曲「Tiger」は美しくもあり怪しげで、『TROPICAL NIGHT』のムードを象徴するディープな楽曲になっているんですけど、その名の通り、鋭く強いイメージが表現されている楽曲になっているのかなと思います。そういった意味で、新たな成熟したJO1を堪能できるシングルになっているんじゃないかと思います。

新たな成熟したJO1を堪能できるシングルに自信をのぞかせるJO1・金城碧海(撮影・北村雅宏)

―「JO1が“大人”になった」と感じた瞬間

金城:僕たち、デビューしてすぐにコロナ禍に入ったんですよ。だから、初めて有観客でライブした時は変わったよね。
大平:変わったね。あんなに大勢の前に立って、責任感をより強く感じたんじゃないかと思います。

―さらに、昨年の大みそかには「第73回NHK紅白歌合戦」に出演

金城:すごかったよなぁ。
大平:本当にすごい空間だったなぁ。
金城:黒いスーツを身にまとった関係者の方がたくさんいらっしゃって…。
大平:大御所の方々がいっぱいいて、緊張しました。
金城:その中で11人、場所取る、場所取る(笑)「詰めて詰めて!」ってずっと言われて。
大平:めっちゃ申し訳なかったよな(笑)

初めての紅白歌合戦を「本当にすごい空間だった」と振り返ったJO1・大平祥生(撮影・北村雅宏)

―数々の音楽番組のステージを経験しても、なお異質な空間?

大平金城:雰囲気が全然違いましたね。
大平:でも余裕あるよな、大御所の方々とか。
金城:何度も出場されている方は“ホーム感”というか、貫禄あるよな。
大平:貫禄ある(笑)
金城:僕らは初めてっていうのもあって、こぢんまり頑張っていました。そういう空気感が混じり合っていて、すごかったですね。待機している最中は芸歴に関係なく、いろんな方が袖にいらっしゃって。
大平:異様な光景でしたね。

―紅白出演がJO1をさらに“大人”に進化させた面も

金城:あるんじゃないですかね。
大平:自分たちでは分からないですけど、(周りから「大人になった」と)言われることもあるので。僕がメンバーを見ていても、大人っぽくなったなと思いますし。でも、紅白歌手って言われるのは緊張します。もうちょっと継続して出演できるようになって初めて紅白歌手なのかなと。まだまだ紅白歌手とは言えないです。
金城:紅白に出て、僕が実感したのは「認めていただけた」というのが強かった。ずっと近くで見てくださっていた方々は僕たちの努力の成果を感じてくださって、僕たちもそれに応えてやってきたつもりです。でも、紅白に出て、JO1を初めて見た方も認めてくれたような気がして、それはすごく安心しましたね。

紅白歌合戦初出演で“認めていただけた”実感を得たJO1・金城碧海(撮影・北村雅宏)

―JO1が切り開いた紅白出演という道。後輩グループのINI、DXTEENがそれに続き3組で出演の夢も

大平:それが叶ったら、より認められた感が強いですね。
金城:袖で待機しているとき、めちゃくちゃ楽しそう(笑)
大平:(3組で紅白に出演できたら)時代が変わってきたなと思いますよね。

「まだ紅白歌手とは言えない」とさらなる高みを見据えるJO1・大平祥生(撮影・北村雅宏)

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

© 株式会社神戸新聞社