広東道にコスメショップが再出店

観光エリアでは過去数年の間にコスメショップが消滅していたが、観光客が香港に戻りつつあるのを受けてコスメショップが続々と再出店している。3月28日付香港各紙によると、現在、尖沙咀、銅鑼湾、旺角、さらには上水などの中核的な通りの店舗賃貸料は新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行前に比べておおむね30%安い。過去2カ月の間にこれら観光エリアでは少なくとも30件以上の新規賃貸契約が交わされている。中でも過去2年に銅鑼湾羅素街に代わって世界で2番目に賃貸料が高い通りとなった尖沙咀広東道では、立て続けにコスメショップが出店している。広東道の末端に位置する文利大厦の店舗は月30万ドルで賃貸契約が交わされ、1平方フィート当たりの賃貸料は300ドルとなる。通りの先端に位置する14号の店舗は月55万ドルで契約され、1平方フィート当たり550ドルとなる。前のテナントは溥儀眼鏡で、ピーク時の賃貸料は月230万ドル。現在は76%安くなっている。

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