【新型コロナ】神奈川県、5類移行で宿泊療養施設廃止 感染者数は週1公表へ

病床(資料写真)

 神奈川県は29日、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う対応を発表した。5月8日に移行した後もコロナ患者用の病床確保は継続し、患者の症状に応じて入院先を振り分ける「認定医療機関制度」を続けるが、軽症・無症状感染者向けの宿泊療養施設は廃止する。毎日発表してきた感染者数は全数把握から定点把握に移行し、週1回の公表となる見通し。

 国が5類移行後の医療提供体制の見直し策を決定したことに伴い、県も移行後の対応を整理した。

 県が「神奈川モデル」として打ち出した認定医療機関制度は5類移行後も当面の間は継続し、コロナ患者用の病床の確保を続ける。ただ、多くの医療機関でのコロナ対応を推進するため、県内の全病院や医療機関にあらためてコロナ患者の受け入れを依頼するととともに、4月中に移行計画を策定する。コロナ診療に対応する医療機関の公表は継続する。

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