Insta360、スマホ用AI追跡ジンバル「Insta360 Flow」発売。自撮り棒、三脚、モバイルバッテリーを内蔵

Insta360Japan株式会社は、AI追跡機能を搭載したスマホ用ジンバル「Insta360 Flow」を発売。公式ストアInsta360.comや全国の量販店(一部店舗を除く)と各社オンラインショップ、Amazon、楽天など各取扱店舗にて販売する。メーカー希望小売価格は以下の通り。

  • Insta360 Flow通常版:税込20,900円
  • Insta360 Flowクリエイターキット:税込28,000円

Insta360 Flowは、自動追跡により、スマートフォンを使用して高精度でユーザーまたは目的の被写体を追跡でき、3軸手ブレ補正によりスムーズなショットを実現する。自撮り棒、三脚、モバイルバッテリーが内蔵されており、外出先でプロ並みのコンテンツを撮影するのに必要なものがすべて備わっている。

手ブレ補正とAI追跡

Flowの機械的な手ブレ補正機能により、子供を追っている時、次の目的地に移動する時など、あらゆるシーンでブレのないショットを実現する。特に暗所での撮影やズームイン時など、スマートフォンの電子的な手ブレ補正では対応できない場合にも有効だとしている。

また、AI追跡技術ディープトラック3.0と組み合わせたFlowのジンバル設計は、被写体をリアルタイムで追跡し、被写体の動きに合わせて回転し、ショットを自動的にフレーミングすることもできる。ディープトラック 3.0は、次の技術的利点を備える。

  • 正確性:人物の再認識機能により、録画中は同じ人物が視界からブロックされても追跡を続けることができ、被写体の形状が変化しても追跡し続けることができる
  • 多様性:ズーム追跡、スローモーション追跡、さらにはライブモードを使用して、ビデオ通話中の追跡や、FaceTime、Instagram、TikTokなどの別のアプリでのライブ配信を行うことができる
  • 信頼性:被写体がフレームアウトしたときは追跡をリカバリーする。Flowは、ズームアウト、被写体が移動する方向をたどることによって、追跡し続ける

これによってソロでも、三脚をセットアップして撮影を自動化させることができる。またジェスチャー制御で、Flowにハンズフリーで追跡を開始させたり、カメラの方向を変えることもできる。

全てをひとつにしたスマホコンテンツ制作ツール

Insta360 Flowは、外出先での撮影に必須な撮影ツールをすべて1つのデバイスに組み込んだ唯一のスマホ用ジンバルとなる。

  • 自撮り棒:エクステンションロッドは215mmまで伸び、自撮りでシネマティックなローアングルショットを撮影できる
  • 三脚:三脚をハンドルから伸ばして、自分自身を撮影したり、モーションタイムラプスや360度写真などのクリエイティブなエフェクトを撮影できる
  • モバイルバッテリー:Flowはクラス最高の2900mAhバッテリーを搭載し、撮影中にスマートフォンを充電することもできる
  • 内蔵コールドシュー:追加のアクセサリー一切不要で、レベルアップしたオーディオ用のマイクを追加で利用できる

磁気スマートフォンクランプでスマートフォンを取り付け、ワンステップで展開し即時に撮影を開始できる。iPhoneの場合、Insta360アプリは接続時にFlowを検出し、通知が送られInsta360アプリを開いて接続できる。

スマートホイールとオートモード

スマートホイールは、ミニマルなデザインでありながら、撮影コントロールから動画の再生など、多くの便利な機能にクリエイターがすばやく簡単にアクセスできる設計になっている。スマートホイールをスワイプすると、オート、フォロー、パン・フォロー、FPVの4つのメインモードに切り替え可能。

オートモードでは、ユーザーの動きに基づいてジンバル設定を自動的に調整し、初心者でもブレのないショットが実現できるという。よりクリエイティブな撮影をしたいクリエーターの場合、FPVモードを使用してスマートフォンを回転させ、バレルロールなどのFPVドローンのような動きをシミュレートできる。

そのほか、Insta360アプリのAIを活用した撮影モードおよび編集ツールが、クリエイティブな撮影をサポートしてくれる。撮影が終われば、FlashCutを使用し、シームレスなトランジションとエフェクトを追加し、音楽に合わせて動画クリップを編集できる。バッテリーの連続使用可能時間は約12時間となる。

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