茨城・日立市長を表敬訪問 日立・真砂「大きな財産」 WBC中国代表

WBC中国代表での活動を報告する真砂勇介外野手=日立市役所

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に中国代表として出場した社会人野球・日立製作所野球部の真砂勇介外野手(28)が29日、茨城県日立市役所を訪れ、小川春樹市長に代表活動を報告した。大谷翔平投手との対戦などを振り返り、「大きな財産になった。次は社会人でチームを日本一に導きたい」と抱負を語った。

父親が中国籍であることから代表入りし、WBCでは1次ラウンド全4試合に出場した。初戦の日本戦では3番中堅で先発し、1安打を放った。

大谷投手とは2打席対戦し、切れ味抜群のスライダーについて「3塁ベンチに投げたと思ったら(鋭く曲がって)こっちに来た」と表現した。中国代表での活動については「一つの目標に向かってやる上で言葉の壁は関係なかった。楽しかった」と話し、日立製作所で地元デビュー戦となる日立市長杯(4月14~18日)に向けて「疲れはない。しっかり調整していきたい」と意欲を示した。

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