アル・ヒラル、負傷者続出。サウジ『10番』サーレム・アッ=ドーサリーもボリビア戦で交代。浦和レッズとACL決勝で対戦

サウジアラビア代表のルナール監督は解任に。

サッカーのサウジアラビア代表は3月29日、ボリビア代表と親善試合を行い、1-2で敗れた。その試合でPKによるゴールを決めたサウジアラビアの『10番』で、アル・ヒラルの中心選手であるサーレム・アッ=ドーサリー(Salem Al-Dawsari)が負傷により試合途中に交代を余儀なくされた。

先制点を与えたサウジアラビアだが、44分、アッ=ドーサリーがPKを決めて同点とする。すると67分、カルメロ・アルガラニャスにゴールを決められ、1-2と再びリードを許す。そして76分、アッ=ドーサリーが負傷し、ハイサム・アスィーリーと交代に。試合はそのまま1-2で、サウジが敗れた。

するとサウジアラビアサッカー連盟は同日、フランス人のエルヴェ・ルナール監督の解任を発表した。

また、現地メディア『スポーツ360』によると、アッ=ドーサリーは今週末のサウジアラビアリーグには出場できないという。また、精密検査も受けたということだ。

同メディアによると、現在リーグ戦も佳境を迎えているアル・ヒラルでは負傷者が増えているという。サルマーン・アル=ファラジュ(Salman Al-Faraj)、サウド・アブドゥルハミド(Saud Abdul-Hamid)、ハマード・アル=ヤーミー(Hamad Al-Yami)、アブドゥレラー・アル・マルキ(Abdullah Al-Maliki)が、いずれも負傷離脱中ということだ。

アッ=ドーサリーはカタール・ワールドカップ(W杯)にも出場し、代表通算73試合・18得点を記録。今季は12試合・4得点・2アシストなど公式戦通算17試合・6得点・3アシスト。

アル・ヒラルは2022-23シーズン、サウジアラビア1部リーグ11勝6分2敗(37得点・17失点)で暫定4位。消化試合が他クラブより2試合少ないものの、首位アル・イテハドと11ポイント差がついている。

また、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)2022の決勝で、J1リーグの浦和レッズと対戦する。第1戦が4月29日20:30(日本時間30日2:30)(@キング・ファハド国際スタジアム)、第2戦が5月6日18:00(@埼玉スタジアム)に行われる。

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