岩瀬仁紀が目標としていたNPB最年長勝利投手記録を持つ中日の大投手とは?【中日ドラゴンズ】

219勝を挙げた山本昌

中日ドラゴンズで20年に渡って守護神として活躍。NPB史上最多となる1002試合に登板し407セーブを挙げた伝説的ストッパー、岩瀬仁紀。

目標としていた投手を問うと「山本昌さんです」との答え。山本昌は主に先発投手として219勝を挙げ、またNPB史上最年長勝利投手記録(48歳4か月)などの最年長記録を更新した大投手だ。

ストッパーだった岩瀬仁紀が、なぜ先発投手である山本昌を目標にしたのか。それはドラフト時に球団の方から「山本昌さんのような投手を目指して欲しい」と言われたのがキッカケだそうだ。

実際には岩瀬仁紀は先発をすることはほとんどなかったが、それでも「山本昌さんを超えたいという気持ちでやっていたのは確かです」と語る。

岩瀬仁紀は現在は野球解説者、野球評論家として活動。23年3月、初の著書となる『土壇場のメンタル~1002試合登板、407セーブのストッパー~』(日本文芸社刊)を上梓。

【書誌情報】 『土壇場のメンタル~1002試合登板、407セーブのストッパー~』 著者:岩瀬仁紀

元中日ドラゴンズの絶対的ストッパーであった岩瀬仁紀氏、初の著書。NPB史上に輝く大記録、400セーブ、1000試合登板を果たしたレジェンドは、何を思い、どんな決意を秘めてマウンドに上がっていたのか。今まであまり多くを語らない彼の知られざる内面を明らかにすると共に、当時のエピソードや舞台裏に迫ります。9回のマウンドにあがる際はどのような心境だったのか、あの日本シリーズでの継投・完全試合の舞台裏は? 落合監督が岩瀬を「ストッパー」に指名したわけとは? 自身が必要だと思う「心・技・体」やストッパー10か条とは? またプレッシャーとどう向き合っていたのか? 絶対的ストッパーだったからこそ語れる岩瀬氏の哲学に迫るファン垂涎の一冊であると共に、ビジネスマンなどにも読んで欲しい一冊です。

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