広島市内の桜の名所・比治山公園でお花見!子連れにおすすめの広場も

平和記念公園と並んで、広島市内の桜の名所として知られている比治山公園。

広島の中心地から約2kmと都市部に近い場所に位置しながらも、自然が感じられます。

また、「広島現代美術館」や「広島市まんが図書館」が近隣にあり、桜を楽しむだけでなく、芸術や漫画の歴史に触れることができるスポットです。

当記事では、お花見本番直前の比治山公園のお花見スポットや開花情報をご紹介します。

比治山公園への行き方

比治山公園へのルートは、路面電車やバス、比治山スカイウォークを利用する方法があります。

●路面電車…広島駅前から5番「広島港行き」へ乗車し、「比治山下」で下車
●バス…「旭町」「大学病院」行きに乗車し、「段原中央」で下車
●ひろしま観光ループバス…「ひろしま めいぷる~ぷ(オレンジルート)に乗車し、「現代美術館前(まんが図書館)」で下車

自家用車を利用する場合は、「比治山公園内の駐車場」、または「広島段原ショッピングセンター駐車場」が利用可能です。

路面電車を利用して行く場合は、比治山下で降車後、徒歩で約800mで辿り着きます。

広島段原ショッピングセンターの駐車場、バスを利用する場合は、歩く歩道「比治山スカイウォーク」で向かいましょう。

比治山スカイウォーク

比治山スカイウォークは、比治山東雲線から比治山公園を結ぶ207.4mの立体遊歩道です。

1998年3月23日に運用が開始され、比治山公園や広島市現代美術館、まんが図書館に向かう人に利用されています。

比治山スカイウォークの入口は3カ所あります。

●広島段原ショッピングセンター前の歩道にある階段
●広島段原ショッピングセンターのロータリー付近にあるエレベーター
●広島段原ショッピングセンター内の連絡通路

自分の行きやすい入口から利用しましょう。

比治山スカイウォークの歩くエスカレーターは2カ所あります。

2カ所目のエスカレーターは急勾配となっているため、高所恐怖症の方は覚悟が必要かもしれません!

比治山スカイウォークは毎日稼働していますが、時期によって稼働時間が変わるため、利用前には稼働時間の確認をしておくことをおすすめします。

ちなみに、お花見の時期は比治山公園の桜の開花状況に応じて、21:00までの遅い時間まで利用可能です。

約1300本のソメイヨシノが咲き誇る比治山公園

比治山公園には、1300本のソメイヨシノがあり、例年3月の下旬~4月上旬が見ごろです。御便殿広場から汐見台まで、桜を楽しめるスポットが数カ所あります。

3月下旬の取材日は、桜は5分~6分ほど開花しており、御便殿広場よりも桜の広場の方が桜の開花が進んでいるようでした。

当日は、あいにくの曇りでしたがお昼からは人が増え、家族連れやカップルなど多くの人が桜を観賞していました。

夜桜を楽しみたい人は、夜11:00~朝5:00までは公園内の立ち入りが禁止になるため、注意しましょう。

御便殿広場

比治山公園の北側に位置している広場です。

広場内は、桜が両サイドに咲いており、中央には広いスペースがあります。

両サイドではシートやテントを広げてお花見を楽しみ、中央のスペースではバドミントンやボールなどで遊ぶことも可能です。

取材当日もバーベキューをして楽しんでいる方々が見られました。

ムーアの広場

広島市現代美術館の西側にあるヘンリー・ムーアの作品「アーチ」が設置されている広場です。

大きな門のような作品の横には、大きな桜があり作品を引き立てています。

奥へ進むと、広島市内が眺められるスペースがあり、桜と共に景色も楽しむことができます。

ベンチが設置されているので、ベンチに座ってお弁当を食べられます。

ムーアの広場は広いスペースではないため、お花見をする人はそれほど多くありませんでした。

人が多いところが苦手という人におすすめのスポットです。

遊具広場

桜の木は少ないですが、お花見の時にお子さんを遊ばせたい時におすすめの広場です。

鉄棒や登り棒、ロケット型の遊具、飛行機型など、年長さん~小学生のお子さんが楽しめそうな遊具が数種類設置されています。

奥には、日よけがあるベンチもあるので、この場所でお弁当を食べるのも良いですね。

遊具広場から桜の広場までの道のりにも、桜がきれいに咲いているスポットがありました。

取材当日は、まだ蕾が多かったので4月上旬ごろには桜のロードが楽しめるでしょう。

桜の広場

「とにかくきれいな桜を愛でたい!」という人には、桜の広場でのお花見がおすすめです。

公園全体にまんべんなく桜が植えられているので、どのスペースでお花見をしてもきれいな桜を楽しむことができます。

桜の広場の桜は、取材日にも6分咲きほどになっていました。

桜の広場は、桜が広場中に植えられていますが、広場のスペース自体がそれほど広くはありません。

そのため、バーベキューやシートを広げてお弁当を食べたい場合は、早めに場所を確保しておくことをおすすめします。

取材日当日も、午前中は人が少なかったですが、午後からは人が多くなっていました。

汐見台

比治山公園の南側に位置する汐見台。

正面にはマツダの創業者の銅像「松田重次郎翁像」があります。

汐見台という名前なので、見晴らしがよい場所をイメージする人もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら汐見台からは景色を見下ろすことはできません。

昔は、この場所の下が瀬戸内海だったことから汐見台という名前がついたそうです。

肝心の桜の様子はというと、銅像の周りを囲むように数本の桜が咲いています。

桜の木の周りにシートを敷いて、ゆっくりと桜を楽しめるでしょう。

富士見山展望台

富士見山展望台は、比治山公園の東側に位置しています。

この場所はお弁当を食べたりするというよりも、じっくりと景色を楽しみたい人におすすめです。

展望台からの景色をゆっくりと楽しみましょう。

取材当日にはピンクの色が濃いめの可愛らしい桜も咲いていました。

現代美術と漫画文化にふれられる施設も

比治山公園内には、「広島市現代美術館」と「広島市まんが図書館」があり、花見のついでに立ち寄ることもできます。

広島市現代美術館

広島市現代美術館は、公立美術館として全国で初めて現代美術に取り組んだ美術館として1989年5月にオープンしました。

「第二次世界大戦以降の現代美術の流れを示す重要な作品」「ヒロシマと現代美術の関連を占める作品」「将来性のある若手作家の作品」を中心に作品が展示されています。

約2年3か月にわたるリニューアルのための改修工事休館を経て、2023年3月18日にリニューアルオープンしました。

2023年3月18日~2023年6月18日までは、リニューアルオープン記念特別展「Before/After」が開催されています。

広島市まんが図書館

広島市まんが図書館は、約155,000冊の漫画・漫画雑誌が蔵書されています。

図書館の2階には、誰でも自由に本を読むことができるスペースがあります。

広島市内に住んでいる、または通勤通学している人、広島広域都市圏に住んでいる人は、「貸出利用券」があれば借りることも可能です。

魅力的なスポットで1日中楽しめる

比治山公園は、桜だけでなく美術館や図書館など、お子さんから大人まで楽しめる魅力的なスポットが多くあります。

桜を楽しみながら、芸術や文化にも触れてみてはいかがでしょうか。

ライター HAMAMURA
※この記事の情報は2023年3月末時点のものです。

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