大阪府知事選挙に立候補 吉村洋文(よしむら・ひろふみ)氏の経歴・政策まとめ

任期満了に伴う大阪府知事選挙が3月23日告示、4月9日投開票の日程で実施されています。今回の大阪府知事選挙には届け出順に無所属新人の谷口真由美氏(48)、参政党新人の吉野敏明氏(55)、共産党が推薦する無所属新人の辰巳孝太郎氏(46)、大阪維新の会現職の吉村洋文氏(47)、政治団体「新党くにもり」新人の稲垣秀哉氏(53)、政治家女子48党新人の佐藤さやか氏(34)の6名が立候補しました。本記事では大阪維新の会現職の吉村洋文氏についてご紹介します。

大阪府知事選挙に立候補 谷口真由美氏の経歴・政策まとめ
大阪府知事選挙に立候補 吉野敏明氏の経歴・政策まとめ
大阪府知事選挙に立候補 辰巳孝太郎氏の経歴・政策まとめ
大阪府知事選挙に立候補 稲垣秀哉氏の経歴・政策まとめ
大阪府知事選挙に立候補 佐藤さやか氏の経歴・政策まとめ

大阪府出身、九州大学卒業。大阪市会議員、衆議院議員、大阪市長を経て大阪府知事を務める。

吉村氏は1975年大阪府河内長野市出身、九州大学法学部卒業。1998年に23歳で司法試験に合格し、2000年に弁護士登録。2011年には大阪維新の会から大阪市会議員として出馬し当選します。その後は衆議院議員、大阪市長を経て、2019年の大阪府知事選挙に初当選しました。2020年から大阪維新の会の代表を務めています。

吉村氏が掲げる政策とは

吉村氏は、所属する大阪維新の会のホームページで以下の政策を公表しています。

○副首都“大阪”の確立
1政治の中心地としての大阪の確立
2中央官庁の大阪移転
3国の出先機関の関西広域連合移管
4大阪の国際的拠点化
5アジア諸都市との友好関係の深化
6都心の再生

○大阪の経済成長戦略
1産業育成のための基盤整備
・府大と市大の統合
・府立産業技術総合研究所と市立工業研究所の統合
・機能強化
・産業振興機構の府市統合・機能強化
2国家戦略特区の活用
・特区税制
・国際戦略総合特区の活用
3先端技術産業の拠点形成
・創薬の促進
・医工・看工連携による先端医療機器・サービスの開発
・新エネルギー(水素、蓄電池等)開発支援
4広域インフラの整備
・東京・名古屋・大阪リニア同時開業
・北陸新幹線大阪開通、関空アクセス鉄道の整備
・大阪圏鉄道ネットワークの充実
・国際物流のアジア拠点
・淀川左岸線延伸部等の道路整備
・港湾の府市一体運営
・府域一水道の実現
・ニュータウン再生
5中小零細企業の応援
・保証協会の強化
・商工会議所・府の経営相談窓口強化
・海外展開の支援

○国際エンターテインメント都市“OSAKA”の実現
1大阪の魅力向上
・万博の開催
・統合型リゾート(IR)の誘致
2国際人材の育成確保
・本当に使える英語教育の実践
3広域インフラの整備
4宿泊施設の拡充
5都心の再生(うめきた2期、御堂筋、中之島等)

○防災強化
1防潮堤の津波浸水対策の推進
2消防施設・装備の充実(大阪消防庁の設立)
3災害に強いみどり空間の整備
4府強靭化計画による防災力強化
5拠点病院の耐震化補助

○二重行政の根絶
1大阪消防庁の設立
2公的病院の一体経営
3国民健康保険制度の広域化
4産業振興機構の府市統合・機能強化
5公立研究所の府市統合・機能強化
6公立大学の府市統合
7大阪ミュージアム構想のさらなる発展

○現役世代活性化政策
1市町村独自事業の補助制度
2女性の就業支援
3子どもワンコイン医療の18歳までの拡張支援
4企業内保育所・庁舎内保育所の地域開放
5塾代助成バウチャーの拡大検討

○教育のさらなる強化(広域)
1ICT教育の徹底的導入
2教育を受ける機会の平等
3副校長の設置
4教育に民意を反映させる体制を整備
5特別支援教育の充実

○市町村への権限委譲
1教員任免権の市町村移譲促進
2府域自治体の水平連携促進
3府域自治体の適正規模化

○治安のさらなる向上
1街頭犯罪対策の強化(防犯カメラの増設)
2市町村による防犯カメラ増設へインセンティブ
3組織犯罪対策の推進
4制服警官のコンビニエンスストアへの立ち寄り警戒強化

○福祉医療の充実
1保険制度の広域化
2大阪版ネウボラの検討
3療育制度の充実
4虐待予防ネットワークの充実
5全国最高水準の妊婦健診費用助成・検診項目拡充
6基幹病院と大学・企業を結ぶコンソーシアム創設
7医療圏の再編・南部の医療体制を強化
8世界最先端医療の街
ほか

大阪府知事選挙 4月9日投票 立候補者一覧はこちら>>

© 選挙ドットコム株式会社