基礎練習を重ね初の全国大会に出場 日本文理大付属高校吹奏楽部 【大分県】

今年で創部9年目を迎える日本文理大学付属高校吹奏楽部。昨年から本格的にマーチングバンドに取り組み、今年1月の「第21回マーチングステージ全国大会・九州予選」では金賞を受賞、初めての全国大会に出場した。

2年前から吹奏楽部を指導する顧問の本田洋二教諭は「とにかく基礎練習が大切。できるだけ毎日、コツコツと練習を積み重ねることが上達の鍵になる」と日々の練習を重視する。指導を始めてから、演奏の音質が大きく変化していることに手応えを感じている。

初めての全国大会に出場した

初めての全国大会は31人で出場。大会前に修学旅行があり、全員がそろって練習することは難しかったが、見事優秀賞を受賞した。副部長を務めた菅莉亜(3年)は、「全国の舞台に立てると決まった時は信じられなかった。新たにマーチングに取り組み、みんなで今まで頑張ってきた結果が実りうれしい」と喜んだ。また部員たちは日頃から地域イベントなどで本番を積み重ねた経験から、大会の舞台で大きな緊張はなく笑顔を見せていた。演奏だけではなくメンタルの強さも身に付けている。

初心者から吹奏楽経験者までが在籍する中で大事なのはチームワーク。「この春からは新チームとなり、また一からのスタート。それぞれの個性に合わせ、基礎から一つ一つしっかりとやっていきたい」と本田教諭。部員たちには、吹奏楽に出会って良かったと感じてもらいたいと話す。九州、そして全国の舞台で経験したことを糧に、演奏の深みは増し、2度目の全国大会を目指す。

地元のイベントなど演奏機会が多い

(塩月なつみ)

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