
孤独死や自殺などがあった「事故物件」の暗いイメージを払拭しようと、東京都内の不動産会社の依頼を受けた画家が30日、埼玉県戸田市にあるマンションの室内に壁画などのアート作品を完成させた。緑や白の幾何学模様を組み合わせ、穏やかな木漏れ日を表現。「絵を通じてこれから住む人に生活の豊かさや彩りをイメージしてもらいたい」と語った。
画家は長野市を拠点に活動するOZさん(36)。全国で事故物件の買い取りや特殊清掃、供養を手がける「マークス不動産」の依頼で、事故物件となった部屋のリビングや玄関の壁に絵を描いたり絵画のパネルを設置したりして、3日がかりで部屋全体を一つの作品に仕上げた。