連休需要踏まえ偽ブランド摘発強化

税関は3月28日、旺角(モンコック)でブランド物のコピー製品を販売していた店舗を摘発し、販売員の女を逮捕した。同日付香港各紙によると、当局は2月6日に中国本土との往来が全面再開した以降、香港市場でのブランド模倣品の販売に対する監視を強化しており、今回パトロール中に通菜街(通称・男人街)でコピー製品を売る露店を発見。捜査したところ、店舗のほか、リヤカーを使った移動式の露店や保管庫として使われていた付近のビル内の一室から大量のコピー製品が見つかった。押収されたのはグッチ、クリスチャン・ディオール、ゴヤールなど高級ブランドのハンドバッグや靴などの模倣品約5000点で、総額は市価100万ドルに相当するという。香港や中国本土ではクリスマスや新年、イースター休暇、ゴールデンウイークなどホリデーシーズンに偽ブランド品の密輸や販売が増える傾向にあることから、香港税関では監視を強化している。(写真・政府新聞処)

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