大気汚染悪化、非常事態宣言求める

北部全域と東北部の一部で大気汚染が一段と悪化しており、北部チェンライ県では迅速に効果的な大気汚染対策を講ずることができるよう政府に非常事態宣言の発令を求める声が関連の民間部門などから出ている。チェンライ県メサーイ郡では先ごろ、PM2.5の濃度がタイの環境基準である50µg/m3 の10倍以上となる550µg/m3 に達した。このため同県では民間団体などが非常事態宣言の発令を政府に求めるとともに、県知事に対し、近隣県と協力して違法な野焼きなどをただちにやめさせるよう求めている。なお、タイでは季節的な天候の変化や野焼き・山火事などの要因のため、この時期には特に北部などで毎年のように大気汚染の悪化が起きている。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

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