「出来るだけ早期の実施を希望」電気料金値上げについて東北電力

東北電力の樋口康二郎社長は、当初想定していた4月から先送りになる電気料金の値上げについて、30日の会見で「できるだけ早期の実施を希望する」と述べました。

東北電力樋口康二郎社長「4月1日(の値上げ)、これはほぼ不可能だということは公然の事実でございますけれども、いつになるかは(値上げを)審査する立場じゃないので、当社としてはできるだけ早期の実施を希望しているということであります」

東北電力は家庭向けの8割を占める規制料金について、4月からの値上げを国に申請していました。

しかし、火力発電に使う液化天然ガスなどの価格が落ち着いてきたことを踏まえ、値上げ幅の再算定を求められていることなどから、値上げの認可は5月以降に先送りとなり、その幅も申請の平均32.94%より圧縮されることが確実になっています。

東北電力樋口康二郎社長「これまでの審査の状況をみると、圧縮される方向になると想定はしてございます。(値上げの圧縮幅の)具体的な数値については現段階では申し上げることはできない」

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