初の日本遺産検定 倉敷市が表彰式 一般と子ども最高点3人たたえる

「くらしき日本遺産検定」で最高点を取り表彰された3人

 倉敷市は29日、2月に初めて行った市内の日本遺産をテーマにした「くらしき日本遺産検定」の表彰式を市役所で開き、最高点を挙げた3人をたたえた。

 市には「一輪の綿花」「北前船」「桃太郎伝説」という全国でも珍しいとされる三つの日本遺産のストーリーがある。検定は地域で受け継がれてきた歴史の魅力を再発見してもらおうと企画。文化財などにまつわる50問(100点満点)を出題し、倉敷、岡山市などから92人が受検した。

 式では、一般の部で90点を取った久野昌さん(47)と矢吹佳枝さん(65)=いずれも倉敷市=と、子どもの部で88点を挙げた倉敷市立中洲小3年鳥越優乃さん(9)に賞状と記念品を贈呈。3人は「地元のことを知る良い機会になった」などと感想を述べた。

 検定は来年度以降も継続する予定。伊東香織市長は「倉敷の素晴らしさをたくさんの人に伝えていってほしい」と話している。

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