「換金しようと」鉄板盗んだ容疑 声かけられ、うつむき… 自称大工の男を逮捕 

小田原警察署

 神奈川県警小田原署は30日、窃盗の疑いで、小田原市板橋、自称大工の男(69)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午前7時35分ごろ、同市久野の資材置き場に置いてあった鉄板(縦約90センチ、横約90センチ、厚さ約1センチ)1枚を盗んだとしている。男は「売ってお金に換えるつもりだった」などと供述し、容疑を認めている。

 署によると、男が鉄板をワゴン車に積み込んでいた際、資材置き場の所有者の知人が「手伝おうか、(所有者に)頼まれて作業しているのか」などと声をかけたが男が黙ってうつむき、車内に金属を切断する機械などが積んであったことから、不審に思った知人が取り押さえた。

 市内では、2月11日~3月29日の間に別の資材置き場から銅線ケーブル3本(約30メートル)が盗まれたほか、3月28日には農道に設置されていた鉄製の側溝のふた16枚(約30万円相当)が盗まれる事件が発生しており、署は関連を調べるとしている。

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