データで見る神奈川県議選 立候補予定者の年齢は? 男女比は?

神奈川県議選のポスター掲示板

 統一地方選前半戦の県議選(定数105)が31日に告示される。神奈川新聞社の取材では30日現在、立候補者数は前回より8人多い162人となる見通し。立候補予定者の年齢や性別などの傾向を、過去の選挙と比較しながら探った。

 4月1日の平均年齢は52.7歳で、前回(2019年、投票日翌日)から横ばい。前々回(15年、同)の51.0歳からは上昇している。最年少は26歳の日本維新の会の新人、最高齢は79歳の共産党の新人だった。

 党派別に見ると、最も平均年齢が低いのが立憲民主党で48.4歳。最も高いのは公明党で61.3歳だった。そのほか、自民党54.5歳、維新51.0歳、共産党56.5歳、国民民主党52.0歳、神奈川ネットワーク運動59.5歳、無所属51.5歳だった。

 予定者を年代別に見ると、50代が64人で最多。続いて40代40人、60代31人、30代15人、70代10人、20代2人、80代以上はいなかった。前回の最多は50代の45人、前々回は40代の54人だった。

 性別で見ると、男性は125人で、女性は37人。女性は全体の22.8%にとどまる。女性候補者数は1987年に初めて1割を超え、ピークはネットが積極擁立した2003年の24.5%(49人)。11年には16.4%(29人)まで低下し、15年が17.9%(31人)、前回19年は21.4%(33人)と微増を続けるが「4人に1人」の壁はなお高い。

 女性のみ擁立するネットを除き各党予定者の女性割合は、国民が75.0%(4人中3人)で最も高く、共産38.5%(13人中5人)、立民32.3%(31人中10人)、維新28.6%(28人中8人)、公明25.0%(8人中2人)と続き、自民は8.0%(50人中4人)だった。

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