県立病院でオンライン診療 23年度、宮古で県内初導入

 

 県医療局は2023年度、県立病院としては初となるオンライン診療を、宮古病院付属重茂診療所を拠点に導入する。患者はスマートフォンやタブレット端末を通じて自宅にいながら専門医の診察を受けられ、通院の負担軽減や医療の質向上が期待される。今後全ての県立病院への拡大を目指す。

 利用対象者は定期的に診察を受け、病状が安定している内科の患者を想定。川村英伸院長が月1回、診療所に足を運び、通常診療と並行して対応する。

 患者は自宅でスマホなどを利用し、ビデオ通話で院長とやりとりする。事前の予約時にメールアドレスを登録すると、前日に案内が届く。

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