福井県議会議員選挙49人出馬、現職7人無投票当選 福井市など8選挙区は選挙戦、2023年4月9日投開票

 統一地方選の第2弾となる全国41道府県議選と17政令市議選が3月31日告示された。福井県議選には12選挙区(定数37)に計49人が立候補。あわら市、大野市、小浜市・三方郡・三方上中郡、大飯郡の4選挙区では現職7人が無投票で当選を決めた。福井市、坂井市、鯖江市、敦賀市など8選挙区は選挙戦に突入し、現職21人、前職1人、元職2人、新人18人が9日間にわたり激しい舌戦を繰り広げる。知事選と同じ4月9日に投開票される。

 人口減少や物価高対策などが争点となる今回の統一地方選。選挙戦となった県内8選挙区では、少子化対策や子育て支援策、北陸新幹線県内開業を見据えた地域活性化などを巡り、論戦が交わされる。

 立候補受け付けは福井市のフェニックス・プラザや敦賀市役所など県内12会場で行われ、午前8時半の受け付け開始に合わせて49人が届け出た。各候補は出陣式に臨み、集まった支持者らを前に第一声を放った後、選挙カーを走らせ支持を訴えた。

 党公認は自民21人、立憲民主党2人、日本維新の会、公明党、共産党、参政党が各1人。無所属は22人で、5人が自民、1人が立民から推薦を受けている。女性は前回より2人多い5人が出馬した。

 選挙戦となった8選挙区では、福井市が定数12に対して16人が立候補した。1975年に定数が現行の12(当時は福井市足羽郡選挙区)になって以降で最多。定数5の越前市・今立郡・南条郡、定数4の坂井市にはそれぞれ6人が出馬。定数3の鯖江市と敦賀市には各4人が立候補した。定数1の吉田郡、勝山市、丹生郡の3選挙区はいずれも一騎打ちとなった。

⇒福井県議会議員選挙2023立候補者一覧

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