フジパン新作「糀ミルク蒸し~チョコホイップ~」、日本薬科大とコラボ開発 関東東北のスーパーなど販売へ

開発した商品を手にする日本薬科大の岡田楓さん(左)ら=23日、県庁

 日本薬科大(埼玉県伊奈町)の学生とフジパン(愛知県名古屋市)が糀(こうじ)甘酒を使った蒸しパン「糀ミルク蒸し~チョコホイップ~」を共同開発し23日、県庁で大野元裕知事に報告した。

 同大とフジパンのコラボ商品開発は3回目。地域創生や糀の研究をする薬学部の学生11人が、商品の企画やパッケージのデザインに携わった。甘酒を練り込んだミルク風味のパンの中にチョコホイップを入れ、糀の香りと風味が楽しめる。会議や試食を重ねて8カ月をかけて完成した。

 代表で県庁を訪れた1年生の岡田楓さん(19)=行田市在住=は「甘い糀とチョコレートの相性がいい。健康にもいいので、女性や子どもに食べてほしい」。フジパンの坂田賢治取締役は、「学生の意見をできるだけ反映させ、春らしい商品になった」と話した。東北、関東地区のスーパーなどで4月から販売する。

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