「上司の指示で断れず…」カツオ盗で焼津漁協職員を停職2か月 内部通報で発覚

焼津漁港(静岡県焼津市)を舞台にした一連の窃盗事件をめぐり、焼津漁協は3月31日までに、新たに関与が認められた男性職員に対し、停職処分を下しました。

停職2か月の懲戒処分を受けたのは40代の係長級の男性職員です。

焼津漁協によりますと、この男性職員は、水揚げや競りが行われる外港に勤務していた期間、不正に抜き取られた冷凍カツオを港内の冷蔵庫に運んだということです。

2023年1月、焼津漁協が設置した内部通報システム宛てに「事件に関してまだ話をしていない職員がいる」などと通報があり、処分された男性職員に聞き取り調査を実施したところ、「上司の指示で断れず、やってしまって申し訳ない」と不正行為を認めたということです。

焼津漁協の橋ケ谷長生組合長は「再発防止策を着実に進め、一日も早く皆様方に信頼される魚市場となるよう努めてまいります」とコメントしています。

焼津漁協

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