和歌山県印南町印南の町体育センターでこのほど、歌手の大島花子さんによる「つながる命 大切な命～見上げてごらん夜の星を」と題したトークとコンサートの催しがあった。国民的歌手だった父、坂本九さんの曲などを披露し、自身の活動について話した。
町教育委員会、町社会福祉協議会が主催する本年度の町人権福祉講演会。町民を中心に約500人が詰めかけた。
大島さんは坂本さんの長女で東京都出身。命の大切さや日常の輝きといったテーマを掲げて歌手活動を続け、病院や老健施設でのライブ、子育て支援活動の他、被災地訪問などもしている。
この日は、父の代表曲であり自身のメジャーデビュー曲でもある「見上げてごらん夜の星を」の他、「上を向いて歩こう」などを披露した。童謡「夕焼け小焼け」は、大島さんが手話を交えながら来場者とともに歌唱した。
トークでは、日航ジャンボ機墜落事故で亡くなった父への思いにも言及しながら、両親とのエピソードを紹介した。
