勝みなみ、西村優菜のルーキーズは日没間際のホールアウト 「しょうがない」

米ツアー第2戦目の初日は午後組の最終組でプレーした

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 初日(30日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

アウトスタートの最終組で午後2時16分に出た勝みなみがホールアウトしたのは午後7時20分。米本土西側のカリフォルニア州だけに日没は遅めだが、グリーンは照明設備で照らされていた。ツアールーキーの勝は前週2日目も日没との戦いだった。「しょうがない。とりあえず集中して頑張りました」と振り返った。

フェアウェイを外したのは4ホールだけ

前半7番のパー5でピンそばにつけてバーディを奪うと、9番、10番はともにガードバンカーからベタピンに寄せてパーセーブ。「今週のコースのバンカーは、砂もそんなに多く入っていなくて、少なくもなく、ちょうど良い。イメージは出しやすかった。内容としては良い日」という。

16番で3パットのボギーがあったが、「パッティングもラインが読みやすい、わりと簡単なライについてくれた。16番は引っ掛けての3パットだけど、そこ以外がいい感じにパットも出来ていた。あしたも自信を持ってパターしたい」とイーブンパー30位の結果にうなずいた。

ラウンド中にキッカケを掴もうとするが、何も見つけられず

一方、勝の前組で回った西村優菜は3オーバー94位と出遅れた。まずは出場優先順位が入れ替わるリシャッフルに向け、出られる試合での予選通過を目指すが「ショットが本当にボロボロで。自分が打ちたいショットが出来たのは最初だけ」とバーディ奪取した1番以降のプレーに肩を落とした。

ショットが乱れて苦しいラウンドに

前週の米参戦初戦で予選落ちし、今週こそは4日間プレーしたい。その思いと裏腹にショット不調の要因が掴めていない。「ラウンド中も原因を探ろうとしたけど、どう修正したらいいか分からずでした」。起伏の激しいコースに対応できないのか、海風か、寒さか、はたまたスイングか。暗闇間近のホールアウトでショット練習できずに会場を離れるが、第2ラウンドスタート前のわずかな時間を生かしたい。「出来る限り、今日よりいいショットを打てるようにしたいです」。暫定カットラインの2オーバーに1打及ばぬ1日を終え、スタートの早い2日目での巻き返しを誓った。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/石井操)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン