大谷、力投でファンうならせる 敬遠には敵地でもブーイング

アスレチックスとの開幕戦に「3番・投手兼指名打者」で先発したエンゼルス・大谷。6回を2安打無失点だった=オークランド(共同)

 【オークランド(米カリフォルニア州)共同】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(28)は敵地でも注目度抜群だった。30日、米カリフォルニア州オークランドで行われたアスレチックスとの開幕戦に先発し、6回無失点。チームの逆転負けで白星こそ逃したが、10三振を奪って約2万7千人の観客をうならせ、打者で八回に申告敬遠とされると、ブーイングが起きた。

 大谷のユニホーム姿の日本人ファンも目立った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝、決勝も観戦したという米国在住の自営業、菅野雅也さん(45)は「すごさしか見せてもらっていない」と感嘆。京都府から息子2人と観戦に訪れた主婦の内藤梓子さん(43)は「世界で活躍する大谷選手の姿を子どもたちに見てもらいたかった」と話した。

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