事故で30カ所以上骨折した米人気俳優 事故詳細を赤裸々に語る「殺されてたまるか」

マーベル作品のホークアイ役で知られる俳優のジェレミー・レナー(52)が、今年の元旦に起きた除雪車事故初となるインタビューで胸の内を語った。甥に衝突しそうになっていた除雪車を止めようとして下敷きとなり、30カ所以上の骨折に片方の胸部陥没といった重傷を負ったジェレミーだが、親戚の命を助けるためなら、再び同じ行動をとるつもりだという。

新たなインタビューの予告編で、ジェレミーは「また同じことをやるね。またやるだろう。僕の甥に直撃するところだったから」と語っている。

ジェレミーは、事故で経験した全ての痛みを覚えているそうで、「全てをね。全ての瞬間に意識があったから」と振り返り、甥はジェレミーが命を落としたと思っていたとして、「彼がはっきり見えました。頭から大量に出血している彼に走り寄りました。彼が生きているとは思っていませんでした」と当時を語っている。

同予告編には、背後にジェレミーのうなり声が聞き取れる事故後の緊急通報の録音も含まれており、甥は「これが死が迫った人の声です」とコメントしている。しかしジェレミーは「生き残る」ことを選んだとして、「殺されてたまるか」と続けた。

また余りにも多く損傷を負ったことから、回復後にどうなるかを考えて不安になったそうだ。「僕の体がどのような見た目になるのかってね。科学の実験みたいに、背骨と脳だけになるんじゃないかって」

そんなジェレミーは、再びアクションシーンを演じるつもりかと質問され「この経験で多くの肉と骨を失ったけど、僕は充電して、愛とチタンで満たされてる」と答え、仕事に復帰する意向を明らかにしている。

さらに事故前と「同じ顔」に見えるかと尋ねられた際には「いや、幸運な男が見える」と答えた。

同インタビューは来月6日にアメリカで放送予定となっている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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