BTSやSEVENTEENも 2023年に軍入隊が決定&予想される“韓国アイドル”まとめ

今年の2月に入隊を発表したBTSのJ-HOPE (C)Zeta Image

韓国人男性なら誰もが通過する兵役。K‐POPアイドルや俳優も例外なく、よほどのことがなければ満28歳までに兵役に就く義務があります。兵役免除が議論されてきたBTSも自らへ入隊することを選び、昨年12月に最年長のJINが入隊、次はJ‐HOPEが入隊することが決定しています。今回は今年入隊が決定済みのアイドル、そして今年入隊期限を迎える1995年生まれのアイドル、すでに28歳の誕生日を迎えているアイドルたちを紹介しつつ、私たちが知っているようで知らない韓国の兵役について簡単に解説します。(文=西門香央里)

■韓国の徴兵制度とは?

現在の韓国では、韓国国籍を持つ男性は満20歳から満28歳の誕生日を迎えるまでに入隊しなくてはならないと義務付けられており、服務内容や所属する部隊などにもよりますが、約1年半〜2年の服務期間を過ごすことになります。そのため、今年28歳になる1995年生まれの韓国人男性は、原則、今年が入隊期限となるのです。

■BTS J-HOPEは「そろそろ準備」

今年の2月26日に、兵役のため入隊に向けた手続きに入ったことが伝えられたBTSのJ-HOPE。日程などの詳細については現時点で発表されていませんが、3月16日のWeverseでのライブ配信では、「すでに(入隊)の日程が出ており、そろそろ準備をしなければならない時期」と言及し、入隊日が近いことを示唆していました。

まだ入隊が決まっていないメンバーは、30歳を迎えた1993年生まれのSUGAと、1994年生まれのRM、1995年生まれのJIMINとV、1997年生まれのJUNG KOOKで、この5人の動向も気になるところ。

BTSは、「文化体育観光相から、韓国の国際的地位を高めるために貢献したと認められた大衆芸能分野のアーティストは30歳まで延期可能」という2020年の法改正により、入隊期限が延期されていますが、3月9日に30歳の誕生日迎えたSUGAは、今年前半に自身のソロワールドツアーが決定しているため、ツアー後の動向に注目が集まりそうです。

ちなみに、よくアイドルや芸能人の入隊のニュースで聞くのが、“現役兵”と“社会服務要員”という言葉。“現役兵”は、陸軍、空軍、海軍などの部隊に所属し兵士として服務し、“社会服務要員”は体や家庭の事情などにより現役兵としての服務ができないため、代替として公的機関の公益目的遂行に必要な社会サービス業務・行政の服務をすることになります。BTSのJINは現役兵で入隊し、陸軍に所属中です。

■4月入隊するMONSTA X ミニョク

3月13日に入隊を発表したのが、セクシーなパフォーマンスが人気のMONSTA Xのミニョク。彼は1993年11月生まれで、すでに28歳を超えていますが、4月4日(火)に入隊することを、公式ファンカフェで伝えました。

MONSTA Xは最年長のショヌが現在兵役中で、グループでは2番目の入隊となります。入隊に関してミニョクは「僕はどこか遠くに行くわけではないので、あまり悲しまないでほしい」と悲しむファンに優しい言葉をかけており、彼のファンへの思いを感じます。

SEVENTEENは2人も入隊期限迫る

5月に京セラドームと東京ドームでファンミーティング「SEVENTEEN 2023 JAPAN FANMEETING‘LOVE’」を開催するSEVENTEEN。彼らにも“兵役”が迫ってきています。SEVENTEENにはリーダーのS.COUPSとジョンハンが、今年入隊期限を迎える1995年生まれだからです。

彼らはメンバーが13人と大所帯のグループですが、年齢順に入隊するとなると、完全体になるまでかなりの時間を要することになります。同様に大人数グループのSUPER JUNIORは、全員が兵役を終え、完全体になるまでに約10年の時間がかかりました。そう考えると、SEVENTEENもかなりの時間が必要になるため、どのような形で入隊ラッシュを乗り越えるのかが気になるところですね。

NCTはメインメンバーが抜けることに

NCT東京”のユニットを最後に“無限拡張終了”が発表されたNCT。このNCTにも兵役を控えたメンバーがいます。1994年6月14日生まれのテイルと、1995年7月1日生まれのテヨンです(1995年生まれのジャニーはアメリカ国籍のため兵役はありません)。どちらもリーダーやメインダンサー、メインボーカルとグループの中心メンバーとして活躍しているため、穴が開くのはNCTにとっては痛手となりそうです。

現時点で、最年長で28歳のテイルの入隊に関するニュースもなく、テヨンの入隊も今年になるのかは不明。ただ、2人の年齢を考えると近いうちの入隊になると思われ、ファンはその状況を見守っていることでしょう。

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