宇都宮市は31日、ひとり親家庭対象の児童扶養手当を市民2人に誤って支給し、昨年12月まで過払いをしていたと発表した。過払い期間は1年9カ月と1年4カ月で、過払い額は79万1560円と68万9750円に上る。市は2人に謝罪した上で返還を求めている。
市子ども家庭課によると、2021年3月から「障害基礎年金」の受給者が新たに手当の支給対象となった。しかし、対象とならない「障害厚生年金」の受給者2人にも誤って支給したという。
今年2月に年金受給者への手当の支給状況を確認した際、誤りに気づいたという。同課は「複数人による確認作業を徹底する」としている。