花江夏樹 上弦の鬼たちの集結に「これは一人じゃ勝てない」

『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』で、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の声を演じる花江夏樹さんが、初めての体験を語りました。

花江さんは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(MBS)のエラン・ケレス役、『ブルーロック』(テレビ朝日)の二子一揮役、『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』(テレビ東京・MBSほか)の九井一役など、人気作品のキャラクターを多く演じるほか、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ)ではナレーションを務めるなど、幅広く活躍しています。

フジテレビュー!!では、花江さんに「刀鍛冶の里編」のアフレコ現場の雰囲気や、柱や上弦の鬼といったキャラクターへの印象を聞きました。

©️吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

客席から見た舞台挨拶に「テンション上がる」

──「刀鍛冶の里編」がアニメ化されると聞いたときの心境を教えてください。

どのエピソードもやはり大事なお話で、今回の「刀鍛冶の里編」がアニメになると聞いたときは「どうやって演じようかな?」というワクワクがあり、アフレコの前に自分の中でシミュレーションしてみたりしましたね。

──2月12日には、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』鬼舞辻󠄀無惨/上弦の鬼 集結 舞台挨拶を、劇場に観に行ったそうですが、いかがでしたか?

本作を劇場で観るのが初めてで、音響とスクリーンの大きさの迫力が全然違ったので、「映画館で観て本当によかったな」というふうに思いました。

『鬼滅の刃』に限らず、舞台挨拶を観に行くというのが、初めての経験だったので、「このタイミングでイスとかが出てくるんだ」みたいな(笑)。準備している様子の新鮮さと、キャストの皆さんが出てくる時に、「やっぱりすごくテンションが上がるんだな、これ」って思いながら、すごく楽しませていただきました。

──海外ファンからの反響は、どのように伝わっていますか?

これまでにも何度か各地を回って、ファンの皆さんの反応を直接感じたことがあるんですけど、アメリカとかだと、もう一言一言に対して本当にすごく大きくリアクションしてくださるので、『鬼滅の刃』を愛してくださっているんだなっていうのが、すごく伝わります。

これだけ離れた地域の人たちが、こんなに情熱を持ってくれているんだというのを感じることによって、日本はもちろんなんですけど、世界にも向けてこれからも届けていきたいなっていう気持ちになりました。実際に(現地に)足を運んで、お会いした甲斐があるなと感じました。

花江夏樹

河西健吾、花澤香菜には「柱として預けられるような心強さがある」

──時透無一郎(CV:河西健吾)と、甘露寺蜜璃(CV:花澤香菜)の印象について教えてください。

無一郎くんに関しては、最初に会った柱合会議前の裁判のシーンで石をぶつけてきたり、なんかぼーっとしていたりと本当に不思議で。「何を考えているのか分からないな」というイメージがありました。

甘露寺さんに関しては、同じく柱合会議前の裁判のシーンで禰󠄀豆子(CV:鬼頭明里)や炭治郎にすごくポジティブな気持ちを持ってくれているように見えたのと。煉󠄁獄(杏寿郎)さん(CV:日野聡)、宇髄(天元)さん(CV:小西克幸)とは違った頼り甲斐があっていいなって思います。

あとは、原作のときから可愛かったんですけど、アニメになって声がつくことで、より甘露寺さんの可愛さが分かったなというのがありました。

©️吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

──河西さん花澤さんを交えてのアフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?

お2人とお会いしてからの時間はだいぶ経っていたので、お芝居のやりとりや(会話の)キャッチボールみたいことは、すごくやりやすかったです。

「竈門炭治郎 立志編」(2019年4月~9月)の柱合会議前の裁判のシーンが、『鬼滅の刃』でのお2人と初めての収録だったんですけど、その時点でもうバッチリキャラクターと声が合っているなというふうに思っていました。

いちファンとして、「どういう感じでこのセリフを言うのかな?」と脳内でずっと想像しながら漫画を読んでいて。一緒にやってみると、やはりピッタリで「これ!これ!」っていうのもありますし(笑)。

また違った角度でも超えてくるというか、「それも良い!」みたいな。2人ともすごく実力のある方なので、安心感があるいうか、それこそ本当に柱として預けられるような心強さがあります。

──アフレコ現場での印象的なエピソードがあれば教えてください。

甘露寺さんは、花澤さんが演じられることで、「あぁ可愛いな」って感じました(笑)。

河西さんは、飄々(ひょうひょう)としている方なんですけど、憂いを帯びた中に優しさが感じられるお声なので。無一郎のぼんやりして何を考えているのか分からないような感じの中にも、どこか心に抱えている感情が見えてくるようなお声とお芝居で、絶妙なさじ加減だなと思いましたね。

──花江さんがアフレコ現場にいる際に、心がけていることはありますか?

僕自身、この作品が本当に大好きなんです。

自分の性格として、現場をすごく盛り上げるようなタイプではないので、炭治郎として演じる際に、初めて参加した(声優の)方にもその熱量が伝わればいいなと思いながら、テストから全力でやっていたりします。

あとは、「主演の自分が一番、原作だったりアニメだったりを好きだ」という気持ちを持って現場に立っています。

上弦の鬼キャスト集結に「すごい圧を感じました」

──先日、上弦の鬼のキャストも発表されましたが、いかがでしたか?

本当に実力のある方ばかりで、やっぱり全員が並ぶと圧巻だなと思いました。実際に声を聞いてみたら「もうこの方しかありえない!」というような感じで。

本当にベストマッチなキャスティングだと思いましたね。

それこそ舞台挨拶にお邪魔した際、終わった後の集合写真に混ぜてもらったんですけど、「これは炭治郎一人だけじゃ勝てないよな」みたいな(笑)。すごい圧を感じましたね。

──花江さんの中で、これまでの物語の中で思い出深い柱は誰ですか?

思い出深いのは…煉󠄁獄さんがやっぱり印象的だなと思います。(冨岡)義勇さん(CV:櫻井孝宏)、(胡蝶)しのぶさん(CV:早見沙織)を始め、いろいろな柱の方がいて。皆さん「鬼を倒す」という目的のために動いていて、鬼の頚(くび)を切るためだったら、自分の命をいとわないという信念があるので。本当にカッコいいし、すごく尊敬しますね。

その中でも、炭治郎たちと一緒に鬼と戦ってくれて、その信念をみせてくれたというところもあり、自分の中ではやっぱり煉󠄁獄さんが、印象に残っています。

花江夏樹 声優の先輩・浪川大輔からのアドバイスに…

──『鬼滅の刃』では、人の心を動かすコトバが多く登場します。花江さんの“心が動いたコトバ”を教えてください。

僕がデビューしたての頃、当時同じ事務所だった浪川大輔さん(「刀鍛冶の里編」にも登場する刀鍛冶・鋼鐡塚蛍役)からかけられた言葉があって。

浪川さんに「悪役や年齢が上の役など、いろいろな役を演じられるようになりたいんですけど、どうしたらいいですか?」と悩み相談をしました。

「まずは自分が長所になるような役柄を極めて、そこで仕事がとれるようになった時に、自ずと自分ができなかった役もできるようになっていくから、良いところを伸ばしていきなさい」とアドバイスをいただきました。

<放送概要>

土曜プレミアム『特別編集版「鬼滅の刃」遊郭潜入編』

4月1日(土)21時~23時30分
全国フジテレビ系列にて

土曜プレミアム『特別編集版「鬼滅の刃」遊郭決戦編』

4月8日(土)21時~23時40分
全国フジテレビ系列にて

『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』

4月9日(日)より全国フジテレビ系列にて放送開始
毎週(日)23時15分~23時45分 ※初回は一時間スペシャル

ヘアメイク:加藤ゆい(Hair&Make-up fringe)
スタイリスト:村田友哉(SMB International.)

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