【渋谷駅】サラダ自販機「SALAD STAND」実食ルポ!シャキシャキ野菜で栄養たっぷり

新型コロナウイルスの流行などをきっかけに、健康志向⾷やサラダ専⾨店が増えている近年。東京・京王井の頭線「渋⾕駅」に、珍しいサラダの⾃動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI」が設置されています。通勤やおでかけの途中でサッと買える新鮮サラダをチェックしました︕

増えるサラダ愛好家

コロナ後に如実に健康意識が⾼まっている2023年。 キユーピー株式会社のサラダに関する意識調査では、特に若い世代の男⼥を中⼼に、回答者全体でコロナ前よりサラダを⾷べる⼈が増えたという結果に。⽣鮮野菜を買わなくても、外⾷やお惣菜でサラダや野菜を⾷べる⼈が増えているようです。

年間500⾷以上サラダを⾷す日本サラダ協会会⻑のまなみさんによると、都内から地⽅都市へサラダ専⾨店が増えるだけでなく、チェーン店のサラダのレベルもあがって、サラダの多様化が進んでいるそうです。協会主催「サラダ会」の参加者でも、男⼥⽐率が半々で、男性や若者の参加率がアップ。実際サラダ好きさんが増えています。

日本サラダ協会会長まなみさん

●Instagram:@salad_manami

渋谷に登場!SALAD STAND

そんなサラダ需要が⾼まる時代、株式会社KOMPEITO(コンペイトウ)が展開している、いつでも健康的なサラダを購⼊できるサラダの⾃動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)by OFFICE DE YASAI」が2023年1⽉から京王井の頭線「渋⾕駅」改札外に設置されています。同駅の初電〜終電の時間帯で購⼊可能。この珍しい⾃動販売機に、通りかかる⼈たちは興味津々な様子で⽴ち寄っていました!

KOMPEITOは2014年より野菜をしっかり摂れる“置き型健康社⾷®”「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」という食の福利厚生サービスを展開し、全国47都道府県、累計5,500拠点に導入。これまでに培った生鮮食品の物流ルートを「SALAD STAND」に活かしています。

「SALAD STAND」では、産直野菜を使ったサラダ、コールドプレスジュースなど鮮度と健康にこだわった商品を販売するだけでなく、AIカメラを使って取得した人流や販売状況をもとに、今後はダイナミックプライシングを活用したフードロス対策の実施も検討中とのこと。

2022年開催の「⽇本⾷品科学⼯学会第69回⼤会」で、キユーピーは⾷後の急激な⾎糖値の上昇を抑制するには「⾷物繊維の量・噛む」ことが要因していると発表。マブチメディカルクリニックの⾺渕院⻑も、葉物野菜、フルーツ、ナッツ、お⾁や卵、⾖類などを含む「パワーサラダ」を推しています。

これらの研究結果も踏まえ、⾷物繊維・タンパク質・脂質など栄養豊富で、“噛む&パワー”を兼ね備えたサラダが並んでいます。

1番⼈気の「低温熟成紅はるかとアーモンドのファイバーサラダ」をはじめ、「蒸し鶏とキヌアの栄養サラダ」、「国産丸⼤⾖の島⾖腐とお⾖のプロテインサラダ」、「スモーク合鴨とアーモンドの美サラダ」、「キハダマグロの彩りツナサラダ」、「スモークサーモンとチーズの贅沢サラダ」、「ズワイガニ⾵" ⾹り箱"とおじゃこのサラダ」の計7種類(各税込880円)。

2023年3⽉現在、⽉〜⽊は3種類、⾦⼟⽇は2種類と、週ごとに商品が⼊れ替わっています(消費期限は製造⽇の翌々⽇24時まで)。

1本約1〜1.5㎏の野菜と果物を専⽤のスロージューサーで⽔分だけを絞りだしたコールドプレスジュースもあります。1番⼈気の「ピーターオレンジ」、⼥性⼈気の高い「エナジーイエロー」、男性⼈気の高い「バンブーブラック」のほか、「ラブパープル」、「スイスチャード」、「リコピンク」「アサイーブラウン」「ダークレッド」の計8種類(各税込1,200円)。

ジュースには「アンチエイジングや⾵邪予防に」「外⾷・インスタント⾷が多い⽅へ」といったコメント付きなので、⾃分の体調と照らし合わせて選びやすいです(賞味期限は製造日から5⽇間)。

ほかにも、パウチ型の冷製スープ、国産紅はるかの焼きいも、燻製たまごなど健康志向の“もう⼀品”もありました(150円〜/販売商品と価格は変更する場合あり)。

サラダとジュースを購入&実食

気になった商品を画⾯でタッチすると、サラダの中⾝や、コールドプレスジュースの特徴などが詳細に提⽰されます。⽀払いは、電⼦マネーや電⼦決済アプリ「YASAI PAY(ヤサイペイ)」などの完全キャッシュレス(現⾦不可)。

⼿にしたら、サラダもジュースも1個が意外と⼤きい! 販売機には割りばしもセットされ、外で⾷べる時は1膳いただけます。渋⾕駅という⼟地柄、利⽤者は20代〜30代の⼥性メイン。朝はコールドプレスジュース、18時頃以降はサラダが⼈気のようです!

サラダ

この⽇のサラダは「低温熟成紅はるかとアーモンドのファイバーサラダ」(右)と「蒸し鶏とキヌアの栄養サラダ」(左)。サラダ容器は固いプラスチック製なので、出勤前や帰宅前にパッと購⼊してバッグに入れやすいのもポイント。

ドレッシングは別容器入りで、葉物野菜の上にセットされています。クリーミーで爽やかな酸味とコクのあるホワイトドレッシング。お好みの量を⼊れてサラダを味変できます。

ロメインレタス、フリルレタス、⽔菜、ほうれん草の葉物野菜に、粗く砕いたアーモンドが散りばめられています。

葉物野菜はピンッと張りがあり、箸で持っただけで鮮度のよさが伝わってきて、噛むたびにシャキッシャキッと新鮮な⾳が響きました! えぐみもなく野菜の味が濃く、ドレッシングも少量でいいほど。野菜をしっかり⾷べている、という実感が湧いてきます!

「低温熟成紅はるかとアーモンドのファイバーサラダ」の葉物野菜の下には、焼き芋、紫たまねぎ、⼈参、キヌア、ミックスビーンズ(ひよこ⾖、⻘えんどう⾖、⾚いんげん⾖)、きゅうりが層にして敷き詰められています。

⻑期低温貯蔵した国産紅はるかは、ねっとりとしていて⽢いです。きゅうりやミックスビーンズがコロコロ⼊っているので嚙む⼒も⼀層アップ︕

「蒸し鶏とキヌアの栄養サラダ」の葉物野菜の下は、蒸し鶏、紫きゃべつ、⼈参、キヌア、ミックスビーンズ、ミニトマト、オレンジ、きゅうりというカラフルな層になっています。動物性タンパク質も摂れて、オレンジも相性よく、先の⾺渕院⻑のアドバイス通り、栄養バランスがバッチリ︕

コールドプレスジュース

コールドプレスジュースは添加物など⼀切不使⽤で、400mlボトルのたっぷりサイズ!

ドライアイや⽬が疲れやすい⽅へおすすめな「アサイーブラウン」(右)。緑がかった茶⾊で苦そうですが、国産りんご・ほうれん草・アサイー・ブルーベリー配合で、クセなくフルーツの⽢みで飲みやすいジュースでした!

ストレス解消やリフレッシュしたい⽅へおすすめな「ダークレッド」(左)。草原のような野菜の⾹りですが、国産りんご・⼈参・ビーツ・オレンジを含み、爽やかでフルーティ! 真っ⾚なビーツが豊富に含むナトリウム・マグネシウム・鉄分は、⼥性が意識して摂りたい栄養素ばかり!

サラサラタイプですが、⽔のようにゴクゴク飲むというより、じわりじわりと味わって栄養素を体中に巡らせている感覚になるジュース。野菜と果物の⽔分のみなので、中⾝が沈殿しています。飲む前にはしっかり振りましょう!

今後のサラダ界にも期待!

2023年2⽉には「SALAD STAND」第2弾が、京王線「仙川駅」改札内に登場し、駅周辺の住⺠や学⽣さんにも多く利⽤されているようです。今後も都内を中⼼に展開予定で、サラダの種類も9〜10種類まで増やし、1⽇に並ぶサラダの種類も増やしていく予定とのこと。

ちなみに、まなみさんによると、今後は、根菜などの⼤きな具材を使って⾷べごたえがある「チャンキーサラダ」や、⾁バルやチーズ専⾨店など、“サラダ以外の専⾨店がつくる変わり種サラダ”が来ると読んでいるそうです。サラダを⾷べることで地産地消の⼒に繋がっていること、国内の農業も⽇本に住む⼈も元気で健康であることを願います!

SALAD STAND(サラダスタンド)

住所:東京都渋⾕区道⽞坂1-4-1 京王井の頭線「渋谷駅」中央⼝改札外

購⼊時間:同駅の初電〜終電

問い合わせ(KOMPEITO):https://forms.gle/LJ5vxEoiGLmBpBCy8

交通:京王井の頭線「渋谷駅」中央口改札外直結

公式サイト:https://salad-stand.com

「OFFICE DE YASAI」:https://www.officedeyasai.jp/

[all photos by kurisencho]

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