<統一地方選>9日間の舌戦始まる…県議選、さいたま市議選が告示 県議選は16選挙区23人が無投票当選

候補者の第一声を拍手で激励する支持者ら=31日、川越市内

 4年に1度の第20回統一地方選挙の前半戦となる埼玉県議選(51選挙区、定数93)とさいたま市議選(10選挙区、定数60)が31日、告示された。県議選は前回2019年より12人多い141人が、市議選は11人多い90人が立候補した。県議選では16選挙区で計23人の候補者が無投票当選した。県議選の35選挙区と市議選10選挙区は9日間の選挙戦が行われ、4月9日に投開票される。

 県議選で立候補を届け出たのは現職73(前回76)、元職1(同4)、新人67(同49)の計141人。うち女性は27人で前回より1人増え、立候補者全体に占める女性の割合は約19.1%となった。

 党派別に見ると、自民59人(現職45、新人13、元職1)、立民12人(現職5、新人7)。公明9人(現職7、新人2)、共産9人(現職2、新人7)、維新6人(新人6)、れいわ1人(新人1)、諸派6人(現職3、新人3)、無所属39(現職11、新人28)が立候補した。

 最大会派の自民が単独過半数(47議席)を維持できるかが焦点となるほか、維新やれいわなどの新勢力がどこまで食い込めるかが注目される。

 無投票選挙区は過去最多だった前回の22から6減の16選挙区で、23人(現職21、新人2)が当選した。内訳は自民18、立民1、公明1、無所属3。県議選は残り35選挙区計118人で争われる。

 前回の無投票選挙区を除く県議選全体の投票率は35.52%。さいたま市議選の投票率は38.16%で、いずれも過去最低だった。

2023年県議選・党派別立候補者数
2023年さいたま市議選・党派別立候補者数

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