15年ぶりの日本一へ「わくわくさせるゲームを」 埼玉西武、ベルーナドームで開幕戦 松井監督の公式戦初陣

埼玉西武ライオンズの開幕戦でスタンドから声援を送る観客=31日午後、所沢市のベルーナドーム

 埼玉県所沢市のベルーナドームで31日行われた埼玉西武ライオンズの開幕戦。松井稼頭央新監督が率いるチームのスタートに、ファンは「わくわくさせるゲームを見せてほしい」と15年ぶりの日本一に期待を寄せた。日本が優勝したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の熱気が冷めやらぬ中、「野球をしたい子供たちが増えるかもしれない」との声も上がった。

 開幕戦のチケットは入場制限があった2021年を除き7年ぶりに完売。WBCに出場した源田壮亮選手や山川穂高選手らのユニホームを着用するファンの姿も見られた。

 松井監督には公式戦の初陣となった。東京都東村山市から訪れた遠藤拓人さん(39)は「新チームのスタートなので楽しみ」と明かし、「ゲームセットまで球場にいたいと思えるような、わくわくさせてくれるゲームを見せてほしい」と要望。「WBCの熱が冷めない中で野球をやりたい子供が増えるかもしれない。良い開幕になる」と加えた。

 東京都の中沢幸佑さん(12)は「山川選手にいっぱいホームランを打ってもらい、チームには日本一を目指してほしい」。栃木県足利市から訪れた三木由翔さん(15)は「打撃に期待したい。特に若手を中心に活躍してほしい」と語った。

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