和歌山県白浜町阪田、歓喜神社内にある阪田祭祀(さいし)遺跡で1日、まちの平和や発展を祈る式典があった。町内の観光商工関係者、町議ら約20人が参列した。
同遺跡は、1300年以上前に造られた祭祀礼拝所の跡とみられており、「白浜の発祥地」とし、住所が「白浜町1番地」になっている。南紀白浜観光協会が毎年、新年度の初めに式典を開いている。
この日は本殿前で熊野三所神社の眞鍋佳輝宮司が神事を営み、観光協会の藤田正夫会長ら参列者代表が順番に玉串をささげた。
神事後、井澗誠町長があいさつ。「新型コロナが収まりつつあり、白浜に活気が戻ってきた。これからがいよいよ正念場。観光地白浜の再生を目指していきたい」と述べた。
藤田会長は「皆さんと頑張って白浜の観光を盛り上げていきたい」と協力を呼びかけた。