4月はしばらく全国的な晴天続く見込み この時季油断しがちな紫外線に早くも注意

 4月スタートとなる1日(土)はさくらがよく映える青空が広がり、朝からたっぷりの日差しが届いている。広くお花見日和や洗濯日和となっているが、この時季は早くも紫外線対策が必要だ。

4日(火)ごろにかけて さくら映える青空広がる

 4月1日(土)の本州付近は高気圧に覆われて、朝から日差しがたっぷりと届いている。日差しが気温を押し上げ、午後3時までの最高気温は名古屋で25.6℃を観測して今シーズン初めて夏日となった。

 この先も4日(火)にかけて高気圧に覆われ、よく晴れる所が多い見込み。西日本から東北南部はさくらが見頃を迎えており、しばらくさくらがよく映える青空が広がりそうだ。

4月の紫外線は残暑厳しい9月とほぼ同じ強さ

東京の日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ 出典=気象庁HP

 4月はたっぷりの日差しの中でスタートした所が多いが、この時季に意外と油断しがちなのが紫外線だ。
 東京の日最大UVインデックスを月別で見ていくと、1年の中では7月や8月など夏にピークを迎えるが、4月の値を見ると残暑が厳しい9月とほぼ同じ値となっている。

 そのため、まだ4月だからと油断せず、4日(火)にかけてお花見をする際など外にいるときはできるだけ日陰を利用し、日焼け止め、日傘や帽子をかぶるなどの対策をした方がよさそうだ。

これからの時季は曇っていても対策を

快晴時のUVインデックスを100%とした場合の天気毎のUVインデックスの割合 出典=気象庁HP

 また、快晴時のUVインデックスを100%とした場合、薄曇りで80%、曇りでも60%程度の強さになるとされている。これからの時季は、たとえ曇っていたとしても対策をして過ごしたい。

(気象予報士・鈴木悠)

© 株式会社ウェザーマップ