「北粕谷春祭り」「日長の御馬頭まつり」「岡田春まつり」知多市の三大春まつりが復活!

この春、愛知県知多市では、コロナ禍で見合わせていた市内の春まつりが復活します。感染症対策が徐々に緩和され、学校行事や地域のイベントも再開の兆しが見えてきた中、太鼓の響きや囃子の音色に誘われて、人々の熱気を感じに会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

三大春まつりの概要

北粕谷春祭り

春の訪れを祝うとともに、五穀豊穣を願い、はやり病を鎮めるために始まったといわれています。市の有形文化財に指定されている「花王車(かおうしゃ)」と呼ばれる山車は、全体がオウム貝や夜光貝で装飾された全国的にも珍しい総螺釦(そうらでん)造り。山車を操る梶人が勢いよく方向転換する「チャカデン」と呼ばれる技は、見どころの一つです。

開催日:2023年4月2日(日)午前9時~11時
開催場所:八社神社境内(金沢郷中)
※今年は山車の巡行は行わず、境内で引き廻しが行われます。
アクセス:名鉄新舞子駅下車徒歩20分

日長の御馬頭(おまんと)まつり

江戸時代から五穀豊穣と、雨ごいなどのお礼として、標具(だし)と呼ばれる「札 ・御幣(ごへい)」などの造り物を立て、美しい馬具で飾られた馬を神社に奉納するもので、市の無形民俗文化財に指定されています。現在は、4つの地区で、それぞれ献馬(けんば)1頭に4人の若者が付き、日長神社の参道を往復します。

開催日:2023年4月9日(日)午後1時に集合し、献馬奉納は午後2時から4往復
開催場所:日長神社参道(日長森下)
アクセス:名鉄日長駅下車徒歩3分

岡田春まつり

江戸時代から伝わるまつりで、土曜日の夜は試楽と呼ばれ、子どもたちによる提灯行列や囃子の奉納があります。日曜日は本祭と呼ばれ、子どもたちによる寄せ太鼓で始まり、 大門前に「風車」、「雨車」、「日車」の3台の山車が集結。木偶(でく)の舞やお囃子の奉納のほか、3台の山車の梶人たちが力いっぱい方向転換する「捻回し(ねじまわし)」は圧巻です。

開催日:2023年4月15日(土)・16日(日)
16日(本祭)は午前9時山車集結、午前10時30分木偶奉納、午後1時捻回し、午後2時30分木偶奉納、午後5時引き別れ集合
開催場所:岡田大門前(岡田西島)
アクセス:知多バス大門前下車すぐ

フォトコンテスト開催

日長の御馬頭まつり・岡田春まつりのフォトコンテストが開催されます。募集要項、詳細については市観光協会ホームページ(https://chita-kanko.com/photo/)をご覧ください。

※掲載情報は公開日時点のものとなります

© 中日新聞社